中公文庫
ロシアのスパイ―日露戦争期の「露探」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122055551
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C1121

内容説明

日露戦争当時、敵国ロシアの工作員=「露探」と一旦レッテルを貼られると、疑いを晴らすことは難しかった。衆議院議員は辞職に追い込まれ、スパイ容疑で逮捕されたり、殺害された人さえいた。当時の新聞などから「露探」の全体像を明らかにし、「非国民」「売国奴」が作られていく過程をたどる。

目次

序章 「毒語」への招待
第1章 最初の「露探」
第2章 深層の「恐露病」
第3章 秋山定輔「露探」事件
第4章 本当の?「露探」
第5章 一九〇四年二月・函館
第6章 殺された「露探」
終章 「軍神」と「露探」

著者等紹介

奥武則[オクタケノリ]
1947年(昭和22)東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、毎日新聞社入社。学芸部長、論説副委員長などを歴任。2003年より法政大学社会学部・大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かやは

0
(284頁より)「露探」ということばはいまや日本中で罵倒のことばになった。原因のいかんにかかわらず、けんかのときはだれでもこのことばで相手をののしっている。とりわけ、政党間の論争ではこれがさかんに使われている。自分の派でなければ、それは露探だということにされる。そして露探とされた者には弁解も容赦もみとめられない。(引用ここまで)「露探」とはロシアの軍事探偵(スパイ)のこと。日露戦争時の出来事ですが、昔のこととは思えないですね。2012/09/21

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