• ポイントキャンペーン

中公文庫
愚行の世界史〈下〉―トロイアからベトナムまで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122052468
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

トロイの木馬にはじまり、宗教戦争を招いたルネサンス期法王庁、アメリカ革命の原因をつくった英国議会、そして下巻はヴェトナム戦争をとりあげる。

内容説明

歴史家タックマンが本書で詳述するのは、トロイアの木馬の故事、プロテスタントの分離を招いたルネサンス期教皇たちの堕落、アメリカという植民地を失ったイギリス議会の思い上がり、そして最後に連続五人の大統領の任期を通じて延々と続いたベトナム戦争をとりあげる。

目次

4章 大英帝国の虚栄―イギリス、アメリカを失う(承前)(「レハベアムを思い出せ!」(1772‐1775)
「…病気だ、精神の錯乱だ」(1775‐1783))
5章 ベトナム戦争―アメリカはベトナムで自己背信をおかす(胚子(1945‐1946)
自己催眠(1946‐1954)
保護政権を作る(1954‐1960)
「失敗と縁組みして」(1960‐1963) ほか)
エピローグ 「船尾の灯」

著者等紹介

タックマン,バーバラ・W.[タックマン,バーバラW.][Tuchman,Barbara Wertheim]
1912年、ニューヨーク生まれ。ラドクリフ・カレッジ卒業。『ネイション』『ニュー・ステイツマン』などの記者を経て著述業に入る。『八月の砲声』および『失敗したアメリカの中国政策』で二度、ピューリッツア賞を受賞。89年、死去

大社淑子[オオコソヨシコ]
1931年、福岡県生まれ。早稲田大学名誉教授。英米近代文学、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Saiid al-Halawi

5
引用されてた右の米紙社説がクラシック。「ベトナム戦争はジョンソンの誤りであって、彼はそれを大統領の権力を使って国家の誤りにした。」(p.308) にしてもベトナムなんげえええええええええええ。もはやここまでの各章はベトナム介入の愚行ぶりを際立たせるための前座みたいな扱いに見えてくる。2013/08/10

contradiction29

4
“威信”に対する過度な執着は意思決定を駄目にしてしまう2021/08/02

やま

2
なんとか読了。上巻同様に、どうにも私にとって読みづらい。読む気にならないという表現が近いようだ。権力者たちの愚行が読むに耐えないということも要因としてあるかもしれない。この本に書いてあるような、愚行を知ったうえで繰り返さないように、教訓とすべく手に取ったのだが、きつかったようだ。もう少し、心に余裕があるときに、腰を据えて読む機会を作ったほうが良さそうだ。2021/09/19

m_a

1
アメリカがベトナム戦争で泥沼にはまり込んだ後の迷走がグダグダすぎてもはやシュール。ただ、一旦始めてたことの引っ込みがつかないのは共感できるし、参考にすべきと思った。2012/05/20

Mits

1
アメリカの独立戦争やベトナム戦争の詳しい経緯なんかは、勉強になりました。 なんというか、愚行の原因としての、為政者の個人的な物欲や保身は、防げるシステムが出来上がりつつあるのかもしれない。ただ、比較的最近の事例では、国家としての「面子」なんてものが実はもっとも大きな障害であったらしい。2010/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/393643
  • ご注意事項