中公文庫
秘本三国志〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122052154
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

曹操、関羽、張飛、劉備……。英雄豪傑たちが次々と世を去り、動乱の時代は魏・呉・蜀の三国鼎立の小康を迎える。そして、智将・諸葛孔明も、仲秋の五丈原で陣没した。

内容説明

曹操、関羽、張飛、劉備…。英雄豪傑たちが次々と世を去り、四百年続いた漢王朝にかわって魏・蜀・呉の三国鼎立の時代を迎える。そして、天下三分を策し、劉備亡き後の蜀を背負った智将・諸葛孔明も、仲秋の五丈原で陣没する。卓抜な歴史観にもとづく陳舜臣版『三国志』、ここに完結。

著者等紹介

陳舜臣[チンシュンシン]
1924(大正13)年、神戸に生まれる。大阪外語大学印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年、『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年、『青玉獅子香炉』により直木賞、70年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞、71年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞、76年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞、89年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞)、92年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞、93年、朝日賞、さらに95年、「作家としての業績」により日本芸術院賞をそれぞれ受賞する。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

16
英雄豪傑が多すぎた時代は去っていく。作中で孔明も言っているが、天下を治められるほどの人物はいなかった。今度はあの人たちが通じていた設定。最後まで八百長好きだね。折を見て挿入される「作者曰く」から始まる文章は、史料の記述と作者の解釈が知れる。それが秘本の設定根拠になっている。当巻の虞翻のように他三国志であまり目立たない人物にスポットを当てているのも特徴だ。架空人物の絡ませ方や設定に突飛なところはあるけど、もとを知っているとより楽しめる三国志。2018/03/08

んあー

1
諸葛亮が五丈原に没するまで。何度も言っていますが、著者が陳氏ゆえ蜀に厳しい内容となっています。さて、三国鼎立下、局地的な平和が訪れる中、戦火に見舞われ、故郷から逃れ、食べるにも食べられず仕方なく各戦力の軍に入隊していた人々は、軍から離れ、故郷に戻り、元の生活に戻ろうとします。そのため、呉や蜀では人材不足、兵力不足が相次ぎ、人材の質・量でも魏に劣るようになっていきます。次代を受け継ぐ人材が育たない中、諸葛亮は先帝の恩に報いるため、三国鼎立下の局所的平和を維持するため無謀とも云える北伐を繰り返します。2013/04/09

mitsu44

1
6巻終わったぁー。曹操・劉備・諸葛亮・・・6巻にわたる長い年月で、主役も勢力図も大きく変わるもんだな。なかなか楽しめました♪2010/02/07

半べえ (やればできる子)

0
★★★

Stella

0
曹操の死エピソードから始まったので五丈原までやれるのかと心配になったけど五丈原をきっちりと。初期から「五丈原」の地名が出てたのはこの八百長のためだった。2015/08/05

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