内容説明
カタールやUAEをアラブの先進国に変えようとする気鋭の首長、植民地からの解放をめざした孤高のリーダー、いまなお潜伏を続けるタリバンの思想的指導者など、現代イスラムの重要人物16人を豊富なエピソードとともに描く。
目次
第1章 イスラムの栄光を取り戻す君主たち
第2章 植民地からの解放を目指した男たち
第3章 民衆を忘れた国王たち
第4章 革命家たちの夢
第5章 イスラムの新しい解釈者たち
第6章 反米・親米の指導者たち
著者等紹介
宮田律[ミヤタオサム]
静岡県立大学国際関係学部准教授。1955年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。UCLA大学院歴史学科修士課程修了。専門はイスラム地域研究、国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2024/04/13
ダージリン
1
16人のイスラムの人物を取り上げる。カダフィ、ナセルあたりは別として、名前だけしか知らない人物が多く、勉強になった。中東の動きを知る上で、キーパーソンを知っておくことは役に立つ。勿論これだけで理解出来るものでは無いが、取っ掛かりとしては良い本ではないだろうか。2018/12/09
カール
0
イスラム諸国における16人の重要人物を端的に解説した本。名君から暗君、テロリスト、革命家、政治家、思想家、宗教指導者まで広く解説されている。まるで教科書のような文体で読み物としては少し退屈だったものの、時代背景から人物が登場した経緯、主な活動、そして人物によってはその末路まで丁寧に解説されていて勉強になる。ただひとつ注文を加えるならば、たびたび解説中に登場するヨルダンのフセイン王(フセイン一世)についても解説が欲しかったぐらいかな。イスラム諸国を知る入門書としては少々情報が古いが、読む価値は十分にある。2015/01/26
ハヤブサの竜
0
国とゆう単位が通用しないんだよな~
根雨一郎
0
やっぱ今一番熱いのはイスラム圏だ。もっと色々知りたい。2009/01/01