出版社内容情報
ひもとくたびに『論語』は深く新しい。中国歴史小説の第一人者が、簡潔な文章を様々に読み解きながら先人の叡智を探り出す。最高の導き手による、アジアの「古典の中の古典」へのいざない。
内容説明
中国の歴史と、そこに浮沈する多彩な人間像を描きつづけてきた著者が、幼時より親しみ、常に座右の愛読書としてきた『論語』。孔子とその弟子たちの言行録に、人間を、自分をみ、世界を、歴史を考える。最高の導き手による、アジアの「古典の中の古典」への誘い。
目次
学而第一
為政第二
八〓(いつ)第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
堯目第二十
著者等紹介
陳舜臣[チンシュンシン]
1924(大正13)年、神戸に生まれる。大阪外語大学印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年、『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年、『青玉獅子香炉』により直木賞、70年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞、71年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞、76年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞、89年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞)、92年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞、93年、朝日賞、さらに95年、「作家としての業績」により日本芸術院賞をそれぞれ受賞する。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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