中公文庫
落葉籠〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122051553
  • NDC分類 020.4
  • Cコード C1123

出版社内容情報

玉勝間、義経記、島津斉彬、徳川慶喜など書籍から人物に至までの500近い項目に碩学が蘊蓄を傾けた短文集。

内容説明

中世から明治期にいたるまでの膨大な古書から、落葉を集めるかのごとく無造作に書きとめられた逸話、蘊蓄の数々―碩学・森銑三が昭和三十年から十一年間にわたり雑誌「日本古書通信」で連載した傑作短文集。

目次

朝顔日記
露の干る間
氏郷筆の謡本
為家の歌書
夏の夜の短物語
東方朔の伝書
海屋の詩集
鳥獣戯画
義残後覚
果心居士〔ほか〕

著者等紹介

森銑三[モリセンゾウ]
明治28年(1895)愛知県刈谷に生まれる。大正4年刈谷図書館に入り、村上文庫目録を編纂。大正15年上野帝国図書館内文部省図書館講習所を卒業、東京帝国大学史料編纂所に勤める。昭和14年尾張徳川家蓬左文庫主任に転ずる。戦後は昭和25年から40年まで早稲田大学で書誌学を講ずる。昭和47年、近世学芸史研究の成果を纏めた『森銑三著作集』(全一二巻・別巻一)で第二三回読売文学賞受賞。昭和60年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

1
主に近世から大正にかけてなった古文書、書籍、雑誌についての著者の短いコラムをまとめたもの。古文からの引用も少なからずあり、少々読みにくくもあるが、それでも一つのコラムが長くてもせいぜい十行程度であるのと、著者の温かい語り口の心地よさについつい頁を進めてしまう。ただ、気になるのは恐らくこのコラムの連載期間中は、多くの人が知るところであったろう人達に現在殆ど忘れられてしまった人が少なからずいること。我々は大きな忘れ物をしているのではないか?という不安にかられる。またそうした人達には解説が欲しかった。2011/02/09

慶多楼

1
落語講釈の元ネタも興味深い。それにしても先生、馬琴がお嫌いのようで。2010/04/15

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