中公文庫<br> 告白

個数:
電子版価格
¥1,257
  • 電子版あり

中公文庫
告白

  • 提携先に35冊在庫がございます。(2024年10月10日 16時42分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 850p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122049697
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

河内音頭にうたわれた実際の大量殺人事件〈河内十人斬り〉をモチーフに、人はなぜ人を殺すのかを描く。第41回谷崎潤一郎賞受賞。〈解説〉

内容説明

人はなぜ人を殺すのか―。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞を受賞。05年に本書で谷崎潤一郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

517
えええぇぇぇ、実話ベースやったんかぁ。最初に言うてぇなぁ。しかも、河内音頭⁉️その昔、踊りまくってたヤツやん。再読するか…しかし850ページ…。イヤコラセ〜〜ドッコイセ♬ あとがきはなんと石牟礼道子先生。2020/05/07

青乃108号

215
リンカーンライム物ばかり読んでいて正直飽きてきた。そろそろ違った本を読みたくなって思いだした。 15年前無職だった俺は日がな1日本を読んで過ごしていたのだがその時嵌まったのが町田康。当時から気にはなっていたが威圧的なまでの分厚さに気後れして手に取れずにいたのが本作だった。 熊太郎は自分の思弁の全てを解放しようと懸命に努力するが思いは叶わず、涙ながらに「あかんかった」と言い自害していく。 熊太郎は俺だ。これ程までに心を揺さぶる物語を俺は知らない。2021/07/16

nobby

211
その生き様を冒頭で「あかんではないか」と評された熊太郎が、最後たどり着く答えもまた同じなのは秀逸。河内十人斬りという実話を基に、一人の怠惰な男の人生をなぞらえ、思弁的という歪な心情が延々と綴られる。自己を守り虚栄を張るべく思いのまま行動する様や思惑のズレ模様の羅列に、一瞬何を延々と読まされているのか分からなくなるが、そのバカ正直でピュアな思考は憎めない。また、社会との帰属があるからこその現在の自分を確認しながら過去を顧みるばかり。蔓延る悪を討ちつつなされた告白、必死のパッチの言葉が導き出すのは空虚のみ…2017/10/26

🅼🆈½ ユニス™

205
面白くて笑い転げてたのに! … 熊太郎のバカ!バカを思うと苦しくてなる。心が痛い!心が痛い!活字が音楽となってリズミカルに私の耳を打って来る。フワフワと読者を空中浮遊させる。死ぬ時は一緒とアニキの熊太郎に誓った弟分弥五郎の決行前日の行動には涙が止まらなかった。…この感想は表現しきれない… 渾身の力を振り絞って書き上げたであろう作家 「町田 康」 さんは書き終えて長い間寝込んだと思えるくらい力強い “大名作” だった!これこそが文学、いや、とにかく素晴らしい❗️ [★★★★★]2018/06/03

酔拳

178
明治23年、実際に起こった事件、河内10人切りの犯人、熊太郎人生にせまった小説。町田さんは、小説の中で、熊太郎の性格を想定して、熊五郎に乗り移ったかのように、クあ五郎を表現しています。熊太郎は、小さいときから、周りの子供と違いを感じ、ずっと、生きずらさを抱えていきていた。そして、大人になっても、友達と同じように、働くことができず、博打しかできなくなってしまう。そんな、熊太郎の心理を、町田さん飄々とした文体で表現されています。熊太郎が10人切りしたのはなるべくしてなったのか?読者に問う作品。2020/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/557433
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。