出版社内容情報
『アーロン収容所』で知られる西洋史家が専門のルネサンス史の視点からヨーロッパ流の熾烈な競争原理が支配した戦国武将を描く。〈解説〉山崎正和
内容説明
英軍の捕虜としてアーロン収容所で強制労働に服した西洋史家が、専門のルネサンス史の視点から、ヨーロッパ流の熾烈な競争原理が支配した戦国時代の武将たちのタイプやその行動を分析、考察する。
目次
序章 戦国時代とルネサンス
第1章 闘争の宿命を負う者(宿敵としての親子兄弟(斎藤道三、義竜)
覇者の子(織田信雄・同信孝))
第2章 闘争世界の敗者(一匹狼に徹しなかった者(イル・モロ、斎藤道三)
最後の賭をためらう者(サヴォナローラ)
覇者の出目にこだわる者(佐々成政、滝川一益)
欠点のない者(蒲生氏郷)
慈悲心のある者(高山右近)
武勲をたてすぎた者(ヴァレンシュタイン)
自己の世界に徹する者(千利休)
性に執着する者(ルクレツィアとその夫たち)
後進地域にいた者(武田信玄、同勝頼)
先進地域にいた者(松永久秀)
ある勝者(黒田孝高))
著者等紹介
会田雄次[アイダユウジ]
1916年(大正5)京都府に生まれる。40年(昭和15)、京都帝国大学史学科卒業。43年(昭和18)に応召、ビルマ戦線に送られ、戦後二年間、英軍捕虜としてラングーンに抑留された。帰国後、神戸大学、京都大学(人文科学研究所)をへて、京都大学名誉教授。専攻はイタリア・ルネサンス史。97年(平成9)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yoshida
デビっちん
デビっちん
ひろ☆
はふ