内容説明
本書は、一般的な活動や学習過程をとりながら、「学習のねらい」と「学習内容」を分けて捉え、それらを達成・獲得させるための「発問」を明確にした授業の道筋を示したものである。とりわけ、「発問」の有り様や、「子どもの反応」の括り方、再度行う「問い返し」の方法などについて詳しく述べた。
目次
1 自己評価観点(道徳授業;自己評価観点の具体;自己評価観点と道徳的心情、判断力、態度;自己評価観点の把握の度合い(気付き、理解、実感))
2 学習内容と学習過程(学習内容;学習過程)
3 各学習活動と発問(導入;展開;終末)
4 授業実践(導入;資料提示;展開前半;展開後半;終末)
5 事例(お手伝いは、家族も自分もうれしくなる;自分のがんばりは、周りの人の励ましに支えられている;わがままにもいろいろあるんだなあ;過ちを犯した後こそ、正直であることが大切;働く気持ちは責任や活動の魅力から生まれる;権利ばかり主張して、義務を果たさないのは恥ずかしい)
著者等紹介
坂本哲彦[サカモトテツヒコ]
1961年山口県生まれ。山口県内の公立小学校に勤務後、山口大学教育学部附属山口小学校教諭、山口県教育庁岩国教育事務所指導主事、山口県教育庁指導課指導主事を経て、現在、山口県教育庁義務教育課指導主事。日本道徳基礎教育学会、心の教育研究会、会員。教師の“知恵”.net事務局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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