中公文庫<br> 狼なんかこわくない (改版)

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中公文庫
狼なんかこわくない (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122047587
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

豊かな社会の情報洪水のなかで、若者はいつまでも大人になれない。成熟を困難にする現代の青春のまっただなかで、純粋さと誠実さを求め、あくまでも「他者肯定」を夢見て闘おうとする若者のための、永遠の指南の書。

目次

1 三つの序文(ぼくが「序説」の好きなわけ;十年間何をしていたか;一つの戦闘報告として)
2 若さという名の狼について(春休み;蝶をちぎった男の話;若者の「やさしさ」に気をつけろ ほか)
3 十年ののち(再び「春休み」に;ゲリラの兵士めざして;赤頭巾ちゃん気をつけて ほか)

著者等紹介

庄司薫[ショウジカオル]
本名・福田章二。昭和12年(1937)、東京に生まれる。日比谷高校をへて東京大学法学部卒業。昭和33年、「喪失」により第3回中央公論新人賞受賞。昭和44年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」により第61回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

46
庄司薫君シリーズの中で一番記憶にない本。独白が多く退屈だった記憶がある。2004/01/01

KAZOO

38
まあ私は昔に何度か読んだことがあるので、再度今読んでもあまり違和感はないのですが、最近の若い人から見ると結構いやみな感じに映る人が多いかもしれません。日比谷高校、東大法学部という典型的なエリートコースを歩みながら芥川賞をもらったり奥さんはピアニストの中村紘子ということですが、若いときにはこのような本を読んで羨望を禁じえないということもいいのだと思っていました。2014/11/17

佐島楓

21
人は、人を傷つけずには生きていけない存在なのではないか・・・ここで深く思い悩み苦しむのが若さの特権だと思う。目をつぶって知らぬふりして生きているけど、ときどきこういう本に出会うと鋭く切り込まれたみたいな気持ちになる。2011/08/09

ステビア

8
この本自体ちょっと相当猛烈にいやったらしくないですか?2013/05/31

やさぐれパンダ

5
半世紀前 高校時代の愛読書1972/12/30

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