出版社内容情報
銀座や赤坂、六本木で飲む仲間との語らい酒、先輩たちと飲む昔を懐かしむ酒――文人たちの酒にまつわる出来事や思いを綴った酒気漂う珠玉のエッセイ集。
内容説明
銀座や赤坂、六本希で飲む仲間との語らい酒、かつての先輩たちと飲む昔を懐かしむ酒、ゆったりと時が流れる家人との晩酌…。文人たちの酒にまつわる出来事や思いを綴った酒気漂う珠玉のエッセイ集。
目次
神戸・大阪・東京(源氏鶏太)
記憶喪失の日々(梶山季之)
酔多同志(田辺茂一)
日々の酒(立原正秋)
東飲西食(檀一雄)
祗園で(五味康祐)
阿呆失格(手塚治虫)
七十歳の名妓たち(小松左京)
恥もまたたのし(川上宗薫)
ツキの酒(福地泡介)
わらい酒(滝田ゆう)
八十三の春(阿川弘之)
朝焼け夜空(安岡章太郎)
酒徒とのつき合い(田辺聖子)
かくてありなん(渡辺淳一)
日々疲々(笹沢左保)
今年の酒(吉村昭)
騒然たる一夜(北杜夫)
下駄の上の卵酒(向田邦子)
ふうわふうわ(山口瞳)
オジサンは、今夜も頑張るのだ!(赤塚不二夫)
旨い酒・苦い酒(樋口修吉)
「青年日本の歌」(黒岩重吾)
宿酔いの“地獄旅”(森詠)
創刊編集長三木さんの会(中山あい子)
新米記者の酒(長部日出雄)
酒に弱くなった(津本陽)
バラバラでんがな(伊集院静)
「まえださんの会」大盛況(佐木隆三)
この馬券野郎(黒鉄ヒロシ)
理屈はいらない(野坂昭如)
特別篇 幻の女たち(吉行淳之介)
著者等紹介
吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
大正13年(1924)岡山市に生まれ、三歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和18年9月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため4日で帰郷。20年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。29年「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。45年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎を受賞する。平成6年7月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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