出版社内容情報
13歳で神の声を聞き、17歳で祖国フランスのために剣を取って起ち、19歳で火刑台に散った男装の少女――数多の伝説を生んだ「奇跡の乙女」の実像に迫る歴史エッセイ。
内容説明
17歳で剣を取り、祖国フランスを救ったジャンヌ・ダルク―。神のお告げを聞いた生まれ故郷ドンレミから、戦勝を重ねたオルレアン、ノートル・ダム大聖堂における戴冠式、そして炎に包まれ19年の生涯を終えた街ルーアンまで、「男装の少女」ジャンヌ・ダルクの謎につつまれた生涯をたどる歴史エッセイ。図版68点収戴。
目次
第1章 ドンレミの奇跡(ジャンヌ・ダルクの謎;多情な王妃の罪;ドンレミ奇跡の正体;ジャンヌは、普通の少女か)
第2章 ロワールの宮廷(陰の女性ダラゴン;奇跡の演出者;シノンの出会い;ポワティエの処女証明;司令官ジャンヌ)
第3章 オルレアンの謎(千の顔を持つ乙女;オルレアンへ;オルレアンの戦闘;なぜジャンヌは勝ったのか)
第4章 ランスの栄光(新なる敵;エクスタシィを感じるか;戴冠への道;栄光の輝き;貴族の宿命)
第5章 ルーアンの悲劇(悲劇の始まり;ジャンヌが捕虜になった事情;運命のルーアンへ;ジャンヌ裁判の真相;聖女ジャンヌ;永遠の乙女)
著者等紹介
藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県生まれ。十二年間の公務員生活を経て作家となる。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説に定評がある。フランス革命期を主題に据え秘められた歴史に光をあてる作品群や、犯罪心理小説などで脚光を浴びる。フランス政府観光局名誉委員、フランス・ナポレオン史研究学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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