出版社内容情報
名優森繁久彌が語る、あの日、あの夜。かつて同じ舞台で切磋琢磨し、技を競い、スクリーンをともにした原節子、伴淳三郎、三木のり平、山茶花究らとの交友録を中心に、様々なテーマを独特の森繁節で一刀両断する、珠玉のエッセイ集。(東京新聞夕刊に「この道」として昭和61年2月から4月にかけて連載されたものをまとめた)
内容説明
名優森繁久弥が語るあの日、あの夜―。スクリーンを華やかに彩った原節子、かつて同じ舞台で切磋琢磨し技を競い合った伴淳三郎、三木のり平、山茶花究らとの交友録を中心に、さまざまなテーマを、痛快無比の森繁節で綴った珠玉のエッセイ集。
目次
畏友森谷司郎
西表島余聞
三木のり平
俗習
放課後
加藤唐九郎翁と
青年に耳を
北陸路
空手還郷
年をとる道〔ほか〕
著者等紹介
森繁久弥[モリシゲヒサヤ]
1913年、大阪・枚方市生まれ。36年、早稲田大学在学中より演劇活動に入り、中退後、東宝劇団を経て満州新京放送局アナウンサーの職に就く。戦後は新宿「ムーラン・ルージュ」の舞台を皮切りに放送、演劇、映画の各方面で活躍。舞台『屋根の上のヴァイオリン弾き』などで芸術選奨文部大臣賞を受賞したほか、数多くの演劇賞を受賞する。75年、紫綬褒章受章、84年、文化功労者に顕彰される。87年、勲二等瑞宝章、91年、文化勲章を受章。97年には東京名誉都民となる。著書第一作『森繁自伝』は刊行されるやいなやたちまち評判となり、日本文芸家協会の推薦を受けて会員となった
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