出版社内容情報
地上最大の英雄ヘラクレス。子を、師を、友を殺す。ヘラに憎まれ愛と狂気の挟間の苦悩の中で繰り広げられる、様々な冒険と闘いを鮮やかに描ききる。
内容説明
ギリシア神話最大の英雄、神と人間の子ヘラクレスの大いなる冒険物語。
著者等紹介
里中満智子[サトナカマチコ]
1948年、大阪市生まれ。64年『ピアの肖像』により第1回講談社新人まんが賞を受賞し、16歳でデビュー。翌年、単身上京、漫画家生活に専念する。74年『あした輝く』などにより第5回講談社出版文化賞児童まんが部門賞、82年『狩人の星座』により第6回講談社漫画賞を受賞。近年はエッセイも手がける。漫画家協会常務理事
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感想・レビュー
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aisu
10
この巻は黄金の雨ダナエ、その子供ペルセウスがメドゥーサの首を取ってくる話。と、ヘラクレスの冒険。正直面白いのかなんかよくわからないけど(マンガは面白く描かれているので私の感受性がくたびれているせいだな)、演劇とかには向いてそうと思ったら実際に演劇などで語り継がれたものを再編纂してるんだった。エウリュステウス王が怖がってよく壺に隠れているのは漫画家のギャグかと思っていたら、BC6頃の陶器にも壺に隠れてる王様が描かれているという解説・写真に笑えました。2017/02/10
Nana
8
第6章ヘラクレスの試練のアマゾンたち。2017年のアメリカ映画Wonder Womanが私は好き!子孫はどうやって残すんだ?という疑問が解決した。メデューサは気の毒だが自業自得か。恋人が仕事(?)で敗れた相手に逆恨みして侮辱した罪はやはり重いかも。「人類に火を与えた罰で3万年の間毎日鷲に肝臓をついばまれ続けている」ティタン神族の一人プロメテウスがようやく救われてほっとした。それにしても漫画の力の大きさよ!一人でオーケストラに匹敵する音楽を奏でるピアノのように、映画に匹敵するスケールの物語を展開できる。2022/05/21
Tomoko 英会話講師&翻訳者
8
ペルセウスやヘラクレスの話。ヘラクレス=ヘラの栄光。ポセイドンをずっと思い続けるメドゥーサ。ペルセウスは、メドゥーサの首を取って帰る途中にアンドロメダと出会う。アマゾネスの話も。2017/02/16
あおい
7
ペルセウスがメデューサの首を取りに行く話と次々過酷な試練を与えられるヘラクレスの冒険。捧げられたメデューサの首を盾にはめ込み蛇を鎧の飾りにするアテナ…2021/01/07
viola
7
3,4巻を読んで5巻まで来ました。メデューサがなんだか可哀想な巻。こんなあっさり首が取れるのか・・?ギリシャ神話の内容は知っているから、コラムの方が面白いです。人間が肉を食べ、神々が骨を食べるから、神々も肉を食べられるようにと牛とかを生贄にするんですねー。なるほどー。2011/07/15