出版社内容情報
地上最大の英雄ヘラクレス。子を、師を、友を殺す。ヘラに憎まれ愛と狂気の挟間の苦悩の中で繰り広げられる、様々な冒険と闘いを鮮やかに描ききる。
内容説明
ギリシア神話最大の英雄、神と人間の子ヘラクレスの大いなる冒険物語。
著者等紹介
里中満智子[サトナカマチコ]
1948年、大阪市生まれ。64年『ピアの肖像』により第1回講談社新人まんが賞を受賞し、16歳でデビュー。翌年、単身上京、漫画家生活に専念する。74年『あした輝く』などにより第5回講談社出版文化賞児童まんが部門賞、82年『狩人の星座』により第6回講談社漫画賞を受賞。近年はエッセイも手がける。漫画家協会常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nana
8
第6章ヘラクレスの試練のアマゾンたち。2017年のアメリカ映画Wonder Womanが私は好き!子孫はどうやって残すんだ?という疑問が解決した。メデューサは気の毒だが自業自得か。恋人が仕事(?)で敗れた相手に逆恨みして侮辱した罪はやはり重いかも。「人類に火を与えた罰で3万年の間毎日鷲に肝臓をついばまれ続けている」ティタン神族の一人プロメテウスがようやく救われてほっとした。それにしても漫画の力の大きさよ!一人でオーケストラに匹敵する音楽を奏でるピアノのように、映画に匹敵するスケールの物語を展開できる。2022/05/21
Tomoko 英会話講師&翻訳者
8
ペルセウスやヘラクレスの話。ヘラクレス=ヘラの栄光。ポセイドンをずっと思い続けるメドゥーサ。ペルセウスは、メドゥーサの首を取って帰る途中にアンドロメダと出会う。アマゾネスの話も。2017/02/16
viola
7
3,4巻を読んで5巻まで来ました。メデューサがなんだか可哀想な巻。こんなあっさり首が取れるのか・・?ギリシャ神話の内容は知っているから、コラムの方が面白いです。人間が肉を食べ、神々が骨を食べるから、神々も肉を食べられるようにと牛とかを生贄にするんですねー。なるほどー。2011/07/15
akiu
3
みんなが知ってるヘラクレスの話。「ヘラの栄光」=「ヘラクレス」なんですね。ということは、『ヘラクレスの栄光』というゲームは、頭痛が痛い的なタイトルなのか…? ともかく、十二の功業に加えて、それ以外にも様々な冒険がてんこ盛りで面白かった。ちょっと女性や子どもがヒドい目に遭う話が多いのと、ヘラクレス自身の間抜けさ(いかにも英雄っぽいといえばそんな感じ)が気になりますが…。あと、ペルセウスの英雄譚(メデューサ殺し)も掲載。名前だけ知ってる人物が、エピソードとともにつながっていく感じが楽しかったです。2016/06/16
Yuka M
3
人間と神の子ヘラクレス。ヘラの嫉妬のせいで悲惨な生き方。2015/02/09