内容説明
本書は、フランシスコ・ピサロのタワンティンスーユ(インカ帝国)征服に関するふたつの根本史料の翻訳である。著者のフランシスコ・デ・ヘレスとペドロ・サンチョはともに征服の指揮者フランシスコ・ピサロの秘書であり、前者はピサロの探検隊のパナマ出発から現ペルー、カハマルカにおけるインカ軍の撃破まで、後者はピサロ軍のカハマルカ発からインカの首都クスコ占領までの報告書を書いた。
目次
第1部 パナマよりカハマルカまで(フランシスコ・デ・ヘレス)
第2部 カハマルカからクスコまで(ペドロ・サンチョ)
著者等紹介
増田義郎[マスダヨシオ]
1928年、東京に生まれる。50年、東京大学文学部卒業。専攻は文化人類学、イベリア及びイベロアメリカ文化史。59年からたびたびスペイン、中南米に滞在し、各国に多くの友人をもっている
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感想・レビュー
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BIN
5
フランシスコ・ピサロのインカ帝国征服に関する一次資料である2つの記録の翻訳です。地名がさっぱりわかりませんでしたが、地図があったのを忘れていたので地図と見比べながら読んでいくと良いと思います。インカ帝国の皇帝兄弟のこととかも詳しいが、アタバルパへの仕打ちはひどいところ。2020/08/17
ピオリーヌ
2
面白い。歴史に名高い、フランシスコ・ピサロのインカ帝国征服に関する一次史料。「銃・病原菌・鉄」でも取り上げられた、カハマルカでの惨劇の様子が克明に描写されている。2018/10/04
ホームズ
1
黄金への欲望が一つの文明を滅ぼしたんですね。2005/08/10
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