内容説明
19世紀末、船の行き着くいたる所にロマンの満ち溢れていた古き良き時代。海洋に魅せられ冒険を愛したキャプテン・スローカムは、廃船を改造したヨットで史上初の単独世界周航を果たした。地の果てや絶海の孤島で接した様々な人間の生活、自然の佇まい、海上や海辺の生物たちの様子など、それまでどんな書物によってもほとんど知らされることのなかった世界各地の風物詩をいきいきと記述し、数々の危険をきりぬける冒険談で世界中を興奮させた快著。
目次
ヤンキー気質のノバスコシア人
若き日の海への憧れ
ノーザン・ライト号の船長
アキドネック号の遭難
カヌー「リベルダーデ号」でブラジルから帰航
“船”の贈り物
スプレー号の改造
費用と目止めに関する難題
スプレー号の進水
釣り人失格〔ほか〕
著者等紹介
スローカム,ジョシュア[スローカム,ジョシュア]
1844年カナダ、ノバスコシア生まれ。船乗りの家系に育つ。12歳で近海漁船に乗り18歳で二等航海士となる。船長として南洋の定期航路、フィリピン諸島、オホーツク海、メキシコ、北太平洋横断など幾多の航海を続けた。改良ボートの設計や汽船建造、新聞の通信員なども経験。設計・造船した無甲板船リベルダーデ号でブラジルからサウスカロライナへ5510マイルを完走。1898年スプレー号で史上初の世界単独周航を達成。1909年にスプレー号で出航し、その消息を絶った
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