内容説明
野球は、洒落たやりとり、痛烈な皮肉、寸鉄人を刺す格言やユーモラスな言葉の飛び交う宝庫である。選手、監督、審判、球団社長からファン、新聞記者、さらには大統領も加わって、人間臭い個性豊かな数多くのエピソードが生み出され、アメリカの国民性を表現している。本書はとっておきの挿話を取り上げ、ソフィスティケートされた面白さを伝える。
目次
権力者たち
理想のヒーロー、ダーティヒーロー
沈黙こそ野球の鉄則
失敗するのが人間
記者席から
偶像と挑戦者
スピードと距離
魔法の棒、バット
技術を追って
違法のテクニシャン〔ほか〕
著者等紹介
伊東一雄［イトウカズオ］
１９３４年、東京・入谷に生まれる。１９５９年にパシフィック・リーグ事務局に入る。パ・リーグ広報部長時代の６８年から退職する９１年までドラフト会議の司会、進行役を務め野球ファンのおなじみになった。博覧強記の大リーグ通として知られ、大リーグ関係者には「パンチョ」の愛称で親しまれた。２００２年７月４日、六八歳で死去
馬立勝［マダテマサル］
１９４５年、群馬県太田市に生まれる。中央大学法学部卒業。１９６７年から報知新聞社で巨人担当を主に大リーグ、競馬、映画などを取材。１９９０年にプロ野球コミッショナー事務局に入る。現在、法規部長
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