内容説明
中央アジア探検の巨人スタインによる第一回遠征の旅行記から最も興味に富む部分を訳出。天山南路コータン付近の砂漠に埋もれた遺跡を発掘調査し、古代文書や仏像、陶器、貨幣など多くの貴重な遺物を発見する。
目次
砂漠にいどむための準備
古代コータンのみやこあと
ダンダーン・ウィリークの発墟をめざして
仏教寺院の発掘
最初の古文書発見
紀年ある文書の発見
砂漠を通過しケリヤまで
ニヤの町とイマーム・ジャーファル・サーディクの聖廟
最初のカロシュティ木簡の出土
古代住宅の発掘
古代の塵芥の山からの初発見
木管と皮革文書の意味するもの
著者等紹介
スタイン,マーク・オーレル[スタイン,マークオーレル]
1862‐1943。ブダペストに生まれる。少年期、アレキサンダー大王の東方遠征の物語に感動し、考古学に興味を抱く。ドイツ、オーストリアで学びオックスフォード大学に入学。後にラホール東洋学校校長としてインドに赴任。インド政庁の補助のもと数回にわたって中央アジア探検をおこない、敦煌文書の発見や高昌遺跡の発掘など多くの業績を残す
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