内容説明
星の文人・野尻抱影がライフワークとして収集した星の和名七百種の集大成。日本各地から報ぜられた四季の夜空をいろどる珠玉の星名が、該博な学殖と透徹した詩人の直観力とをもって紡がれていく。
目次
春の星
夏の星
秋の星
冬の星
琉球の星
奄美の星
アイヌの星
クルス星(南十字)
古典の星
著者等紹介
野尻抱影[ノジリホウエイ]
1885‐1977。横浜に生まれる。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星のとりことなる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集等に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。わが国における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。冥王星の命名者としても知られる
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感想・レビュー
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樒
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昔とはいえ、風土に根付いた言葉と結びつくだけで、同じ星空が東洋の色彩で見える気がするから不思議です。夜空を背景に描いた像が浮き彫りにされます。生活、習慣、感覚、願い…そういう細やかさが時に星の名前1つに含まれているのが読み取れます。2014/06/23
すまこ
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ひさしぶりに。だいすき。2012/09/20
おめるた
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様々な星の呼び名と地方の関係を見る。日本人もギリシャ人に負けてないと思った。星には、様々な見方、感じ方があってもいい。いや、あったほうが面白い。それは人間の面白さだとおもう。2010/12/18
猪名川透子
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星の名前を収集した本。読んでいると、日本語ってホント綺麗だなと思います。2010/11/07
水蓮
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再読。2009/04/26