中公文庫
ともだち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122040663
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

幼少より祖父から剣術を叩き込まれた神子上さやか。彼女が通う高校の女子生徒が何者かに相次いで襲われ、校内に様々な憶測が飛び交う。そしてついに、殺人事件が。被害者は校内一の美女で、さやかと同じ美術部員であった。さやかは、どこかひねくれた転校生間宮とともに、犯人探しを始める。甘くて酸っぱい十七歳の出来事の結末は…。

著者等紹介

樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年、群馬県前橋市に生まれる。国学院大学中退後、業界紙記者などを経て、88年に『ぼくと、ぼくらの夏』で第六回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞。次作『風少女』が直木賞候補となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

47
ブログ(アメブロ&ジュゲム)内を検索。富良野に住んでまもない2017年5月「ブックオフ滝川店」での購入。既読本は29冊で松岡圭祐(23冊)、村上春樹(21冊)らを引き離しダントツの樋口有介。本書は2015年7月(単行本/函館市中央図書館)以来の再々読。「携帯電話の登場しないストーリーが妙に新鮮。和田誠の装丁も良かった」旨、述べている。巻末に「1999年4月 中央公論新社刊」とあって「2002年8月25日 初版発行」。ボーッとしている私は、再々読とは思えない新鮮さで結構な終盤までなかなか犯人を絞り込めない。2023/11/22

nico.pp1

14
登場人物のキャラが濃く、わかりやすくて読みやすい作品でした。愉快なキャラのお陰で、殺人事件が起こるものの重くなり過ぎず、爽やかさが残る感じで、面白かった。2015/03/13

こふみ

9
個性豊かな登場人物満載で楽しめましたが、主人公、高校時代にこの境遇なんだぁ⤵と思うと切ないお話し。2018/10/05

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

9
幼少より祖父から剣術を叩き込まれ、その腕っ節の強さから生徒だけでなく教師からもどこか距離を置かれている主人公・神子上さやか。ある日彼女が通う高校の女子生徒が何者かに襲われ大怪我を負うという事件が起こり、そしてついに彼女の身近な人がその犠牲者となり・・。毅然としたさやかがカッコ良かった!さやかだけだったら、ちょっと単調になりがちだったと思うのですが、彼女に憧れる後輩のキャラクターがいい意味で振り回してくれました。面白かったです。★★★★2010/01/04

藤瀬こうたろー

8
樋口有介さんの作品というと、クールでニヒルな感じの青年が主人公というイメージですが本作では珍しく女子高生が主人公。でも、神子上という名字が示すとおり小野一刀流の達人で、周囲からも敬遠されて孤高を保ってるあたり、さすが樋口作品らしいキャラと言ったところ。個人的には「いや、さすがにここまで古風な娘はいないでしょ」と突っ込みたくなるキャラでした(笑)作品自体はライトな謎解き物でしたが全然犯人の予想が外れて良い意味で面白かったです。そうくるか!って感じで。私が勘が悪いのもあるけど、最後まで気が抜けず良かったです。2014/05/07

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