感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコ虎
7
FBI長官エドガー・フーバーの部下として長く仕えたサリバンが描くフーバーとは。まあ言うなれば人から認められたい、権力を誇示したいというだけの小心翼々とした嫉妬心の強いそこらの組織にはいくらでもいるパワハラ親父とでも言おうか。敵対者や大統領をも抑えつける武器(スキャンダル情報)を持っていたから権力があっただけで、国を思う気も知性も戦略も何もない男。ニクソンですら辞めさせられなかった。死ぬまで長官やってたとは。40年前ある支社にいたとき、こんなフーバーみたいな威張るだけのバカ部長がいたっけ。2017/08/08