内容説明
五〇〇年におよぶ抑圧をはねかえし、ついにアラブ民族はトルコ帝国の支配に反旗を翻す。民族解放闘争を指導したのは、一人の英国青年「アラビアのロレンス」だった。その凄絶な苦闘とスケール豊かな人間的魅力を描く。
目次
ジッダ行
アラブの指導者
フェイサルの陣営
新たな任務
ウェジュフめざして
アラブ軍の増強
戦局の発展
アカバ遠征
炎熱とのたたかい
アレンビーとの会見〔ほか〕
著者等紹介
ロレンス,トマス・エドワード[ロレンス,トマスエドワード][Lawrence,T.E.]
1888‐1935。英国の考古学者、探検家。オックスフォード大学で考古学を学び、大英博物館の中東遺跡発掘調査に参加。第1次世界大戦が起きると、陸軍情報将校として、ドイツ側に参戦したトルコの後方を撹乱するため、トルコ支配下にあったアラブ民族の反乱を指導し、その独立運動に献身した。しかし、アラブに対する政府の戦後の態度に幻滅し官職を辞任。偽名を使って兵籍を転々としたが、愛用のオートバイ事故で死亡。通称アラビアのロレンス
小林元[コバヤシハジメ]
1940~63。東京帝大卒。国学院大学教授、大東文化大学教授を歴任。日本イスラム協会理事、中近東調査会会長
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