中公文庫<br> 道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈下〉

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中公文庫
道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈下〉

  • 田辺 聖子【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 中央公論新社(2000/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 465p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122037410
  • NDC分類 911.46
  • Cコード C1193

出版社内容情報

川柳を通して描く、明治・大正・昭和のひとびとの足跡。川柳への深い造詣と敬愛でその豊醇、肥沃な文学的魅力を描く、著者渾身のライフワーク完結。

内容説明

大阪の川柳結社「番傘」を率いた岸本水府と、川柳に生涯を賭けた盟友たち…。川柳への深い造詣と敬愛で、その豊穣、肥沃な文学的魅力を描き尽す伝記巨篇。川柳を通して描く、明治・大正・昭和の人びとの足跡。著者渾身のライフワーク完結。泉鏡花文学賞・読売文学賞受賞作。

目次

第7章 ぬぎすててうちがいちばんよいという―昭和の戦雲(墨汁は昭和維新の雫する―風雲急に;句は世相世相いくさのほかになし―夢路原爆死・敗戦)
第8章 盃は淋しからずや友かわる―「番傘」復刊(爪赤く染めて自由の民となり―恋ひとすじ祝平・照子;見る人に星はつめたくあたたかく―水府の苦境)
第9章 金扇の父、銀扇の母、忘られず―ありがとう川柳(かんと煮、当百さんと酔うて出る―橋の雨)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

3
約10年ぶりに再読。後書きの田辺聖子の「新聞・雑誌、各種団体の川柳募集は、〈編集部〉選として平然としている。短歌や俳句の投稿欄に、編集部選がまかり通るものだろうか」と川柳の位置の低さを嘆く箇所、「常識的に見えながら、突如取り外す間のおかしみ、平均的発想とのズレを好む。川柳にはそこを衝いた着想も多いからだろう」という川柳鑑賞のポイント、「日本文学史の中で〈川柳〉の項が欠如しており、資料も散逸しかけている」という状況への指摘などに、おおいに共感できた。10年以上経っても、川柳を取り巻く状況は、変わらない。2012/04/16

しんかい32

1
膨大な数の川柳作家が登場するが、予備知識皆無な僕でもスラスラ飲み込める。驚くべき筆力。人間諷詠を志す水府を主人公としながら、革新川柳やプロレタリア川柳も紹介。シリアスな川柳の存在など全く知らなかったので驚愕。獄死した鶴彬、愛人とともに原爆死した夢路、祝平の二人の妻など、川柳作家たちの人生がユーモアを保ちつつも迫力をもって描かれる。川柳を交えて逸話を語る手法がじつに効果的。被爆体験を扱う川柳を集めたくだりなど自然と涙あふれる。2013/01/05

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