出版社内容情報
日本の財政学は戦前・戦後から現在にかけて、どのように展開してきたのだろうか。いま財政学研究に何が求められているのか。
内容説明
わが国の財政学研究者は、時代のイシューにどう向きあってきたのか。現代的な視点から整理し、未来への課題を学ぶ。
目次
第1章 わが国の財政研究の系譜と軌跡―独自の発展形態としての「日本の財政学」
第2章 財政研究の再出発―「激動の時代」の受難と挑戦
第3章 経済安定政策の存亡の危機―失業、インフレ、不況の三重苦
第4章 公共経済学と環境経済学の確立に向けて―古典派財政学から新古典派財政学へ
第5章 租税帰着論の新展開―税の真の負担者は誰なのか
第6章 税制改革の理論と実際―租税論の新展開と税制改革の影響分析
第7章 地方財政研究の系譜と軌跡―集権(国)対分権(地方)の構図の中で
第8章 地方財政学はどこまで進んだのか―地方分権理論の発展を中心にして
著者等紹介
本間正明[ホンママサアキ]
1944年北海道生まれ。大阪大学経済学部卒業。大阪大学経済学部教授、学部長、副学長などを経て退職。その後、近畿大学世界経済研究所所長、教授に就任、退職。現在、大阪大学名誉教授、大阪大学大学院医学系研究科医療経済・経営学寄附講座招へい教授。この間、ウォーリック大学、北京大学、南開大学の客員教授。政府経済財政諮問会議民間議員、税制調査会会長などを歴任。受賞歴として、瑞宝重光章、日経経済図書文化賞、NIRA大来政策研究賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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