中公文庫<br> 安禄山―皇帝の座をうかがった男

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中公文庫
安禄山―皇帝の座をうかがった男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122036840
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1122

内容説明

安禄山が活躍したのは唐の中期、玄宗治世の後半である。当時、唐では泰平の世に恵まれ、豪華絢爛たる文化の花が咲きほこっていた。安禄山はこの最中に忽然と姿を現わすと、またたく間に勢力を築き、皇帝の座をうかがって反旗をひるがえし、突如として消え去る。玄宗と楊貴妃を向うに廻した彼の生涯を描く。

目次

1 タムガジの国
2 開元の治
3 安禄山の台頭
4 「長恨歌」の世界
5 禄山、挙兵す
6 錦旗、蜀へゆらぐ
7 巨星おつ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルト佐藤

1
安禄山という男が気になる。底辺からのたたき上げだからか、退廃的な王朝文化の破壊者だからなのか。今回の本は、安禄山の人物により筆をとっている。それでも、資料があまりないのか、周りの人物の方がより詳細だったりする。玄宗、どこまでも良い人。年を取る前に引退していれば・・・。李林甫。利己主義者にもかかわらず、官僚として有能で隙がない一種の傑物。面白い人物は多い。けれど、追い詰められるとすぐに寝返る人ばかりに、愕然とする。潔い『死』をする人間がほとんどいない。良い意味でも悪い意味でも『生』きる者ばかりという現実!2014/12/14

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