内容説明
自分から自由になる「禅の教え」。
誰かに「負けた」と思って落ち込んだり、
誰かに「勝った」と思って喜んだり、
日々、一喜一憂していませんか?
それでは心は落ち着かず、休まるときがありません。
誰かと比較して一喜一憂するのは、あなたの中にある「劣等感」の問題です。
そしてその「劣等感」は妄想です。
自分より何かが劣っている人を見つけて安心感を得る「優越感」もまた妄想です。
禅では妄想を「もうぞう」と読み、「莫妄想(まくもうぞう)」妄想することなかれ、と戒められています。
そんなことわかっているけれど、なかなかその思考がやめられないという人。
では、あなたはその思考を断ち切る行動をしていますか?
禅では、考えるより行動することを第一に考えます。
行動すれば思考が変わります。
本書では、悪い思考を断ち切り、毎日が清々しくなる人気禅僧・枡野俊明氏による禅の思考・行動を紹介します。
◎他人に“負けられる”人に劣等感はない
◎人生を「勝ち負け」で考えない
◎誰かの評価より自分の納得感を大事にする
◎日の当たらない仕事でも精一杯全力を尽くす
◎「天のものさし」を心の拠り所にする
◎規則正しい生活こそ「妄想」を断ち切る近道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
107
【23時間くらい妄想?】 『優越感も妄想です』。他者比較が妄想の親玉です。 「りんごかもしれない」も妄想です♪(←スキ)。 座禅も妄想していないという妄想かもしれない。 就寝中の夢ももちろん妄想。 /感想文も妄想をまとめ上げたものですね(^ω^)2015/12/24
Tadashi_N
40
意外に劣等感とは無縁に生きてきたかも。向上心がないだけか?それとも、呼吸の仕方が良かったのか?2018/04/04
ぱなお
26
劣等感も優越感も、自分の頭の中だけで膨らませた妄想。2019/02/24
テツ
20
自分と他人との比較が不孝の大半を生み出す。グローバル社会の大切さが叫ばれて久しいけれど、人は生きる上で自分の世界をそんなに無理に広げる必要はない。ただただやってくる一日一日を丁寧に懸命に過ごす。そうして集中しているときには他人どころか自分自身さえ消え去る。世界を創り変えるなんて簡単なこと。悩み苦しんでいるのは自分がそれを選んでいるから。放下する勇気がなく執着しているから。一度無駄な荷物を下ろす勇気を持ちさえすれば、その後は空の色まで違って見える。禅の教えは人を救う。少なくともぼくを救う。2021/01/27
もちもちかめ
15
論理的ではなく、短いエッセーがずらずら並ぶだけの本。禅に興味にある人はもっとこう、知的興味が高い人が多いと思うので構成を考え直したほうがいいと思います。AはBです以上、ではねえ。ネコ相手に話してるわけじゃないんだから理由とかたとえ話とか事例とか書いたらもっと意味のある本になるでしょう。2025/04/20