内容説明
おれは秋月、大学生にして難事件の解決屋だ。ある日持ち込まれた依頼は、美女の背骨が木片に変わるという奇妙な事件だった。背骨の謎を追ううち、おれは銀座で吸血鬼どもに襲われる。そこに月光とともに現れた、美しい彫像のような盲目の若者、リリス。おれの敵か、味方か?妖闘を繰り広げる夜の一族が探しているものは。傑作吸血鬼浪漫シリーズ、好評第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりこ
3
再読。昔、新書版を何度も読んだ。ブクオフの百均で発見して、懐かしさに釣られて買っちゃった。Dも良いけど、この作品の主人公が好きだったのは「実は」凄いってところ。「実は」てのが、若かりし日の中二精神を刺激したんやろね。男性向けエロは、当時も今も「はいはい」と流した。今は、それほど吸血鬼ものに惹かれないけど、やっぱり読むと、吸血鬼いいよね。2014/06/21
mayuri(Toli)
3
語り手の秋月君のキャラが好きです。 吸血鬼が登場人物のほとんどなので、好きな身としてはたまらないですね。2011/09/20
0
★★★☆☆ アクション有り笑い有り良キャラ盛り沢山で面白かった。主人公が純日本製の吸血鬼でやーさんも女もこの手でイチコロっていういわゆる俺TUEEEE系なんだけど、片足切られるわ心臓破裂させられるわ今回の依頼人であるヒロインをリリスに颯爽と横取り(?)されるわでかなり悲惨。敵の女ボスや調査のために近づいた女の子にモテモテだったけどあんま羨ましくないのが笑える。唯一羨ましい事は美貌の青年リリスに注目されている事くらい。リリスの耽美描写最高だった、これ当時女性人気高かったろう2014/05/12
オダ
0
シリーズ一冊目。主人公、ちょっとやそっとのことでは死なないのをいいことにってんじゃないけど、殴られる蹴られる穴を空けられるのは当たり前として、千切られ磔にされ砕かれ踏み抜かれとまぁずたぼろにされている。主人公のキャラクターもあって痛々しさとかはないんだけど、語り口もあってハードボイルド小説っぽくもあり。とりあえずタイトルにもなってるリリスってキャラはデウスエクスマキナってことで。2014/01/29
吉原僚一
0
面白いですよリリスって有名な吸血鬼なんですね