出版社内容情報
いつも元気で力持ちのまゆが活躍する人気シリーズ。今回のお話では、まゆが巨大なかっぱとすもうの勝負をします。いつも元気で力持ちのまゆが活躍する人気シリーズ。今回のお話では、まゆがかっぱとすもうの勝負をします。ある日、沼のほとりでこがっぱのミドリマルと出会ったまゆ。二人ですもうの練習を始めますが、岩をも軽々と投げ飛ばすまゆにミドリマルはびっくりぎょうてん。他のかっぱたちも「なんだ?」「なんだ?」と集まってきます。そして最後に現れたおおがっぱのデッカマルと、まゆとですもうをとることに。この大一番、勝負はいかに?
富安陽子[トミヤスヨウコ]
著・文・その他
降矢なな[フリヤナナ]
イラスト
内容説明
まゆと河童が相撲で勝負。ある日、まゆは沼のほとりでこがっぱのミドリマルと出会います。二人ですもうの練習を始めますが…。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京都生まれ
降矢なな[フリヤナナ]
1961年、東京都生まれ。スロヴァキア共和国ブラティスラヴァ美術大学にて石版画を学ぶ。スロヴァキア共和国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yukiko Yosuke
27
やまんばの娘まゆのシリーズ。このシリーズは何と言ってもまゆの剛力、豪快さ、明朗さが魅力。相撲の稽古をしている河童のミドリマルを見かけ、「うんとこどっこいしょって相手を放り投げる」と言われたまゆ、楽しそうだと自分も挑戦。河童の中で一番強いデッカマルと対戦し、なかなかいい勝負をしていると思ったら、豪快な投げ。爽快の一言です。負けたデッカマルも良い奴で、まゆと仲良くなった河童たち。楽しく読めます。小1娘に。/ずっとまゆの側にいる狐。この存在を見つけながら読むのも楽しいです。2023/01/17
ツキノ
23
2018年9月こどものとも傑作集発行。かっぱといえばすもう。これって民話から?かっぱを知らないまゆは沼のほとりで大きな岩を持ち上げようとしている子の姿を見て目を丸くする。容貌は「あたまのてっぺんからあしの先までみどり色をしていて、背中には大きなこうらをくっつけていた」から。大きいミドリガメと思い声をかける。「その岩 持ち上げるおてつだいしましょうか?」こがっぱのミドリマルは「ケケケッケ」と笑って相撲の練習をしているのだという。まゆの怪力を見ておおがっぱのデッカマルと取り組む「まゆのやま」(E121)2021/04/19
魚京童!
23
かっぱに負けると尻子玉取られるけどね。まー河童より山姥の方が強いんだね。おかあさんが出てくると思ったけど、そうでもなかった。ぜったい「せいたかのっぽのやまんば」って昔そこら辺を荒らしまわってたと思う。「おやまのてっぺん」じゃなくて、なんとか山っていうガチな名前があると思う。この明かされていないことを創造できる広さがある絵が素晴らしいと思う。2019/05/17
わむう
22
登録漏れ。読み聞かせ。カッパたちのお皿が池の水面に描かれているページでは目をキラキラさせて、それまでに登場したカッパとつなぎ合わせていました。行司になりきって、呼び出しをすると大ウケでした。
ヒラP@ehon.gohon
22
まゆの力持ちと無邪気さが、とても楽しい物語を展開します。 かっぱたちの個性も見ていて楽しくなりました。 まゆとかっぱの大相撲、結果は想像できるのですが、はらはらドキドキは読み聞かせ向きです。 かっぱと知り合って、友だちになって…、理想的なよいこの絵本ですね。2018/12/28