内容説明
幕末動乱の時代―。黒船の来航は男たちにさまざまな選択を迫った。ある者は、倒幕に命を燃やし、またある者は、旧体制を守り抜こうとした。苛烈な状況にありながら、彼らはすべて己れの信じるところに従い生き、かつ死んだ。二十三人の“英傑たち”を人間味ゆたかに描いた歴史エッセイ。
目次
第1章 黒船来航と安政の大獄(島津斉彬―日本で初の軍艦を作った、きっての西洋通;松平春岳―賢臣を絶やさず学問・倹約に努める ほか)
第2章 運命の将軍と幕臣たち(徳川慶喜―最後の将軍を演じ抜いた不遇の大器;小栗上野介―ナポレオン三世に憧れた過激な幕臣 ほか)
第3章 倒幕に命を賭ける志士群像(高杉晋作―遊蕩に溺れつつ反幕に邁進した奇才;桂小五郎―名妓に惚れられた理論派の志士 ほか)
第4章 維新回天の光と陰(福沢諭吉―平等を唱えつつ強国の育成に尽力;岩崎弥太郎―維新に乗じてのし上がった希代の豪商 ほか)
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