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出版社内容情報
二世紀後半倭の国、於投馬の浜に一人の少年が漂着した。彼、ナムジ(大國主)は、鉄山に強制労働に出され、倭人としての印である刺青を入れられる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
安彦良和版古事記。後の大国主命(おおくにぬし)は幼名ナムジ、一人きりで小さな船で流れ着いた子供だった。酷い乱暴者だった為引き取り手が持て余し、鉱山に奴隷としてやられた。頑健な若者に成長したナムジは、大王スサノオの世継ぎとして決まっている末娘のスセリ姫の目に留まり、馬屋番として館に行く。スセリ姫に手を出したナムジは戦に送られる。敵からも味方からも命を狙われたナムジだったが、難を逃れ大王スサノオに拾われ館に帰る。スセリが懐妊したため、試練を与えられたナムジは黄泉の鬼魅(おに)払いに向かう▽古事記説明あり。独特2022/07/10
Vakira
48
中公文庫から石ノ森章太郎さんの「日本の歴史」が新装版で再発行された。良い機会なので揃えようと思い立った。中公文庫の棚で目に留まったのがこの本。安彦良和さん専業漫画家となってから初めての作品。アニメージュでは「風の谷のナウシカ」が連載中。アニメージュ掲載ではなく書下ろし。今から32年も前の作品。ナムジとは大国主命のこと。須佐之男命の息子に当たる。コリャ「日本の歴史」読む前に読んどかんと。石ノ森版と読み比べるもの楽しいだろう。うぉ!神話と史実の融合。安彦さん新解釈でキャラは生き生きと。興奮して読みました。2021/02/09
けやき
29
【再読】安彦版古事記。漫画。再読だけど、だいぶ前に読んだので忘れてた。こんな話だったんだ。2024/08/24
赤とんぼ
12
古事記をベースにしているものの、とても自由な発想で描かれた作品。なんといっても白兎が美女(笑)でも、女の私からすると、スセリ姫の心境が理解不能…。2013/05/03
karutaroton
8
兵庫県立美術館の安彦良和展に。これまでガンダムのデザイナーさんって認識だったが漫画家さんとしても顔も。先日出雲に神社巡ってきたところもありこの本を購入して帰りました。面白いですが、さすが八百万の神で登場人(神)物理解するの大変なのと、文庫だと字が小さいのが少し難点。2024/08/10