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出版社内容情報
初めての少女漫画『バラとゆびわ』を描いている二人のもとに、手塚先生がピンチなので手伝ってほしいという依頼があり、満賀がアシスタントにいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
20
著者と同じく、「新漫画党」結成時メンバー、森安なおや。ムードメーカーでありながら、イメージに反した民話的な画を描く。稿料が入ったと、高級スーツを着込んで現れる。愛すべき森安氏。彼の半生を綴った本を読んだことがあるが、後に、漫画家としては食えなくなるも、日の目の当たらない漫画を描き続ける。後年、著者とこれほどの差が開いてしまったのはなぜだろう。「時流」を読み取れなかったことに尽きるか。2023/07/27
KAKO
5
日本一忙しい手塚先生のアシスタントを頼まれて、大恩はあるし勉強にはなるしで、断れない。が、自分たちも多くの依頼があり、手伝っている場合では…。案の定、徹夜の毎日。現在は徹夜は却って能率が上がらないことがわかっているが、当時は「頑張る」=「徹夜」だった。高校、大学の試験勉強を思い出す。終わった後の開放感も。作中作?というか本当の作品だが「バラとゆびわ」可愛い作品で楽しめた。2022/09/11
カント
5
面白いと同時に色々と考えさせられる。そう言えばトキワ荘に引っ越す前の才野(藤本氏)の咳の話は詳しく書かれず終わってたなぁ。あれは結核だったらしいけど、病院に行かず自力で治したんだっけ。まんが道も残すところ後4冊。続きの、愛…知りそめし頃に、も読みます。2014/11/21
若菜
3
厳しい世界だなあ、徹夜くらい当たり前のようだ。2、3日寝ないこともあるのか2014/03/19
Mr.deep
2
修羅場を乗り越え一安心&原稿料も入って有頂天な才野と満賀。後の悲劇を知っているとああもうとしか2014/03/31