内容説明
小さん、志ん朝去って、東京落語は衰退しつつあるのか?心配ご無用、そんなことはございません。それが証拠に、昭和の末、寄席の空気をみごとに切り取った伝説の文庫写真集が、新しい芸の息吹も爽やかに、大増補して戻ってまいりました。上方の名人の高座も入った賑々しさ。どうか手に取ってご覧あれ。
目次
上席(円菊;扇橋 ほか)
中席(金馬;木久蔵 ほか)
下席(米丸;文楽 ほか)
それから十年(志の輔;昇太 ほか)
著者等紹介
橘蓮二[タチバナレンジ]
1961年生まれ。1986年よりフリーカメラマン。1989年パルコ主催「期待される若手写真家二十人展」に選ばれる。人物写真を中心に雑誌等で活躍中
高田文夫[タカダフミオ]
1948年東京渋谷生まれ。日本大学芸術学部卒。放送作家として「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」など数々のヒットを生むと共に、自らもラジオ・テレビに出演。また、立川流真打、立川藤志楼としても活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田一史
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良い写真2014/08/27
Kazuo Ebihara
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1996年10月にちくま文庫より刊行された橘蓮ニ氏の第一作写真集を、10年後、別の出版社から出した増補改訂版が本書。 1995年に、素人同然だったカメラマンが鈴本演芸場の楽屋に通いつめ、撮影した写真が師匠たちから徐々に認められていった。 素敵な写真集だが、最近の橘氏の写真と比べると、対象への迫り方が弱く、迫力不足は否めない。 2000年代になり、亡くなった昭和の噺家、芸人の写真も多い。合掌。30年が経ち、今も第一線で活躍している方々も若かった。尚、表紙カバーの現役4人の顔は増補時点の写真のようだ。2025/09/07




