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出版社内容情報
手塚先生の好意でトキワ荘に引っ越してきた満賀と才野は、寺田ヒロオや隣人に助けられ、漫画制作に追われるいそがしくも楽しい生活を送り始めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スター
40
この巻も、熱い展開。先輩漫画家の寺田ヒロオの真似をして、トキワ荘て自炊を始める満賀と才野。下宿時代の二畳と違い新しい部屋は四畳半で、その広さを噛み締める。 でも、四畳半一間が広く感じるというのは時代を感じるね。米を炊くのも炊飯器ではなく鍋だし。 仕事が次々に舞い込み、順調な2人だが、その分過酷な締め切りに追われる事に。 寺田ヒロオの新連載が始まる。それは「背番号0」という野球漫画で、寺田の出世作となった。少年野球を初めて漫画に取り入れた、記念すべき作品でもある。2022/03/27
gtn
20
四畳半の部屋で、キャベツの味噌汁をすすり、コロッケパンをかじり、徹夜を繰り返しながら、SFや悲喜劇を創り上げる。ましてや二人の合作。作品が出来上がったときの達成感と喜びはこの上ないことと想像する。2023/07/20
KAKO
5
広い(!)四畳半での快適な生活。でも新たな困難が。若い二人は、描いたら即OKというわけには行かないんだなあ。編集の人を納得させられないと、描き直しが続く。「恐怖新聞」などの話で知っているつのだじろうさんのエピソードに励まされて頑張る素直な二人が可愛い。その過程も実物原稿でよくわかる。現代ならパソコンソフトで描き直しの手間もだいぶ省けるだろうに、なんせ一からやり直しだものね。大変だ。2022/09/10
Mr.deep
4
ちょこちょこ蹉跌はありつつも無茶苦茶順風満帆なまんが道。読み物としては順調過ぎて少し退屈さも。それを面白く読ませる技量が凄まじいと言えばそこまでなのですが2013/06/16
こばこ
3
1巻から10巻まで一気に。 まぁ多感に過ごしてこられたんだな、ということと、多感じゃないとある意味こういう仕事に就けないのかもなとそういうことを思ったり。 しかし(あくまでA先生が見た、だけど)テラさんと森安さんの関係が表面には出ないけど滲み出るような会話・反応に爆笑したりしました。 森安さんめげないなぁでも。立派な人だ。2010/09/04