中公文庫<br> 秘境釣行記

中公文庫
秘境釣行記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122025622
  • NDC分類 916
  • Cコード C1126

内容説明

川面を覆う鱒の影、行く手を遮る鹿の大群、獲物を窺うヒグマの親子、小屋を襲う鉄砲水…。原生林が息づく北の奥地に、多彩な自然の営みと心暖まる人びとの交流がみられた時代。北海道日高山脈の山懐、染退川源流を遡上し、イワナやヤマベを釣り暮らして若き日々の想い出を鮮烈な筆致で物語る、失われし大自然へのオマージュ。

目次

1 母なる川よ(染退川へ;無言の教え;行く人、来る人 ほか)
2 奥地へ(悪夢;三叉へ;岩上の危機 ほか)
3 燃ゆる渓(他流試合;巨大魚;渓流に帰る ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさ

6
今野保さんの三部作、結局すべて再読。こちらは今野少年の釣記。探検記ともいえるのではないかと思えるくらい、北海道の大自然に読みながら浸れました。自然の一部として生きていることを実感できます。2017/06/03

みや

4
戦前、北海道は染退川(静内川)上流への家族釣行をメインに据えた冒険記。秘境さながらの未開の地における豊かな自然と、その厳しさに圧倒される。その中でこそ育まれる人の優しさと知恵には感服するばかり。極限の環境では、仲間に貢献して初めて個人の存在価値が認められ、経験豊富な先人や原住民への敬意が自ずと培われる。緊急時のアイヌの案内人の大活躍と、同行する犬たちの健気さが素晴らしい。それにしても恐ろしいほどの魚の量だが、ヤマベたちは今どこへ消えてしまったのだろう。2019/03/04

rincororin09

3
図書館から。なんと豊かな大地だったんだろう!まだ、100年も経っていないなんて、信じられない。僕らはいったい何をなくしてしまったのか。ところで、開高健が見たら地団駄踏んで悔しがりそうな釣魚行だな。この本は読んでいたのだろうか。いや、彼のことだから読んでいただろうな…。2018/11/11

aki

3
地図とネットでの現況写真を見比べてこの本をじっくり読んだ。 アイヌについてもずいぶんと調べた。 著者がいわゆる作家ではないので、正直読みずらいところはあるが逆に臨場感はスゴイ。自分が釣行しているようだ。釣行記は40年の間、数多く読んだがこれほど迫力があって情景が脳裏に残る本に出合ったことはない。 1冊読むのに地図とネットを調べまくり時間を要した。その分楽しめた。 釣り仲間に貸しだしたところ次から次へと別の仲間に回覧している模様。1年半経つのに音沙汰がない。この本が返却されるか心配だ。

けむりの猿c((•ω•))ɔ

2
20年以上前だと思う。さほど釣りには興味なかったが「秘境」に釣られて読んだ記憶が(笑)…当時のアイヌの人との関係性も興味深く、出征したノモンハンでの上官を巻き込んでのダイナマイトを使った豪快な漁の話も面白かった。全3章から成る回想録。奥地シベチャリ川での釣行を描く第1章。同行した蹴揚さんのヤマベ釣りの技術を目で盗みグングン上達する保少年に心躍る。昔、読めなかった地名や漢字もスマホで調べられ理解も深まる。読み直して気づいたが、北海道の浦河を、浦賀と勘違いしてた。莚(むしろ)←これすら読めなかった(笑)2020/05/03

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