内容説明
当代きっての本の読み手が、夜ごとタバコの煙の立ちこめる書斎を舞台に本から本への旅を重ね、夜を徹して語り合った魅力的な男たち女たち。数知れぬ出会いの中から、とびきり心に残るものばかりをよりすぐって綴った書物紀行。
目次
1 風にページめくらせて
2 何処か遠い国の都会を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
向井敏さんの書評集です。約70編の書評が掲載されていますが、ご本人がおっしゃられているように機構集のような感じがします。その本を取り上げるのですがそれがさらにさまざまな本へのたびとつながり一つの随筆のような感じに仕上がっています。比較的文学作品が多いのですが取り上げている分野はミステリーや映画の感想集など幅広くその本を読んでいなくても楽しめます。2016/01/08
LOHASPO
1
書評というのは、次に読む本のガイダンスとなってなんぼだと思うんですが、いかんせん扱われている本が古すぎて...この手の本を古本屋で買っちゃいかんなぁなどと。例えばエゴン・ラーセン著「武器としてのジョーク」とかはめちゃくちゃ面白そう何ですが絶版なんですよねぇ...使えんなぁ2012/01/09