感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
1
中公文庫版。1992.10.18読了1992/10/18
富士さん
1
初めて読んだ時は砂を噛むようで、なんとか通読した記憶があります。ポルノ研究の古典として有名で、とても関心のある内容のはずなのにナゼ!?と思っていましたが、再読して理由がわかりました。本書が無意味に長いのです。ひとつ何かを指摘すると長々しく説明し、批判し、気の利いたことを言う。全部無駄です。しかも、ヴィクトリア朝文学とポルノ研究の二兎を追っており、テーマがブレブレです。「我が秘密の生涯」という本は刺激的で、著者のポルノ論・定義はすごく有用なのですが、それを伝えるには本書の半分で十分。願わくばもっと簡潔に。2015/12/30
にかの
1
これもまた一つの歴史であり、学術的な価値があると思います。ですが個人的にはそれよりも現在の同人誌における定番のジャンルというものが19世紀には既に確立したものとして存在していたことに驚きました。私たちは現代を進んだ文化であり、過去存在していた人間には考えられなかった世界を築いたと、そう思いがちですが、実はそうではなくて案外200年の昔から今に至るまで、人が考えつくことは似たりよったりのものなのかもしれません。そのようなことに思いを馳せることになる1冊でした。2012/04/19
TAC
0
☆x42003/01/20
わす
0
『我が秘密の生涯』は抄訳を読んだけど、著者の紹介によると他にもいろいろ面白いエピソードがありそうだしいつか挑戦したい。鞭打ち小説も気になるなー。パブリックスクール開設前はなかったんだろうか?2025/01/23