内容説明
日本は水が豊富で、どこを掘っても飲み水が得られ、水は人々にとって空気に近い存在であった。しかし工業化と砂漠化がさらに進み、水は大気とともに地球単位で考えなければならなくなった。人間の生命そのものである水をあらゆる角度から捉え、考える。
目次
1 水と健康(水一杯で気分が落ち着く;人体の60パーセントは水;脱水症状は命とり;コレラが助かるようになったのも水のおかげ ほか)
2 水と料理の違い(だしのおいしさは水で決まる;日本式料理はよい水でできた;豆腐の味は水が左右;水代わりのスープストック ほか)
3 おいしい水とは何か(おいしい水は味と香りで;水道水のおいしい条件;水道水といってもろ過法で味が変わる;パック水は清涼飲料 ほか)
4 地球の砂漠化と水(水のある地球こそ人類が生きられる唯一の惑星;日本の水田が果てしている大きな役目;地面の底には塩がある;雨水は安全か ほか)