感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
83
魯山人が繰り返し述べているのは、「料理のよしあしは材料のよしあし如何による」こと、そして「すべてのものは天が造る。人はただ自然をいかに取り入れるか、天のなせるものを、人の世にいかにして活かすか、ただそれだけだ」ということ。さらに「せっかく骨折ってつくった料理も、それを盛る器が死んだものでは、全くどうにもならない」ということ。2018/05/27
読生
2
料理の仕方はとても大事だけど、それ以前にまずしっかりとした材料を集めないとダメって人なのね、魯山人さん。 名前ばかりが知られてて、人となりがわからなかったんだけど、何となくわかってきた気がする。 高級志向とか庶民派とか、そういう枠を超えた、とにかく美味しいものを追求した人なんだなあ。 でも、こうもしっかりと下等を認識してると世の中のものほとんどがまずく感じられたんじゃないかなあ。 ある意味で大変。2024/02/09
アメヲトコ
1
(初期)海原雄山のモデルとなった北大路魯山人のエッセイ集。貧窮生活から這い上がってきただけあって、ある種の狷介さも垣間見えるものの、さすがに食や美に対する思いは真剣そのもの。ふぐを評して、味がないものこそが本当の味であるとまでくると、何だか禅問答めいてきます。2015/11/16
とばさん
0
誰にも言わずにひとり自己満足 世のグルメ本を駆逐してください2016/05/28




