中公文庫<br> 折口信夫全集 〈第20巻〉 神道宗教篇

中公文庫
折口信夫全集 〈第20巻〉 神道宗教篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 507,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122003644
  • NDC分類 910.8
  • Cコード C1191

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

4
1976年刊行。神道について考えるヒントを得ようと読んだ。論文や講演を集めている。日本の敗戦を経て折口は書く。「神道は宗教である。だが極めて茫漠たる未成立の宗教だと思ふ」。神道を宗教として確立したいという、願望がにじむ。神道の様々な宗派と距離を置き、神社神道の分析に陥ることも避け、神道の源泉に迫ろうとする。神道は祖先信仰ではない。皇室の祖先である天照大神に収斂される神道観は狭すぎる。「たま(霊魂)」「たましい」「さち」「しぬ」といった言葉こそが重要な手がかりだ。2019/08/07

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