中公新書ラクレ<br> 帝国で読み解く近現代史

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中公新書ラクレ
帝国で読み解く近現代史

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121508270
  • NDC分類 209.5
  • Cコード C1222

出版社内容情報

アメリカ、ロシア、中国の行動原理を理解するキーワード!



果たして「帝国」は悪なのか? そもそも「帝国」とはいかなる存在なのか? 皇帝がいない国でも「帝国主義」を標榜するとはどういうことか――

それぞれ中国史と英国史を専門に、東西の歴史に通ずる2人の研究者が、「帝国」をキーワードに世界の近現代史を捉え直す。今までになかった新しい視点による、近現代から現代までの歴史に流れを読み解く目を養える一冊。対談のため、充実した内容ながら全編にわたってわかりやすく読み進められる。



【目次】

序章 「帝国」とは何か

第1章 ヨーロッパと中華世界、東西の帝国の邂逅

第2章 押し寄せる列強と東アジア

第3章 ナショナリズムの高まりと帝国の変容

第4章 解体される帝国、生き残る帝国

第5章 アメリカとソ連――新しい二つの帝国の時代

終章 最後にもう一度帝国とは何かを考える

あとがき代わりの対談

内容説明

国民国家=善 帝国=悪ではない?米・露・中の行動原理までがわかる1冊。

目次

序章 「帝国」とは何か
第1章 ヨーロッパと中華世界、東西の帝国の邂逅
第2章 押し寄せる列強と東アジア
第3章 ナショナリズムの高まりと帝国の変容
第4章 解体される帝国、生き残る帝国
第5章 アメリカとソ連―新しい二つの帝国の時代
終章 最後にもう一度帝国とは何かを考える

著者等紹介

岡本隆司[オカモトタカシ]
早稲田大学教授。1965年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科東洋史学博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は東洋史、近代アジア史。著書に、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞受賞)ほか

君塚直隆[キミヅカナオタカ]
関東学院大学教授。1967年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。専門はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。著書に、『立憲君主制の現在』(新潮選書、サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

89
近代中国史の岡本教授と英国政治外交史の君塚教授による対談形式で「帝国」をキーワードに近現代史を読み解いていく。「帝国」の定義は微妙にはっきりしない。近代以降に限るとると帝国主義の時代を迎えた19世紀末には世界は帝国で溢れていた。しかし第一次大戦後、ロシア帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国など名だたる帝国が消滅、さしもの大英帝国でさえ、やがて普通の国に。東洋では清朝も既に崩壊、最後に残った大日本帝国も第二次大戦で消滅、世界で「帝国」を名乗る国は無くなったが「帝国」が無くなったわけではない。⇒2025/02/28

skunk_c

68
対談ものはめったに読まないのだが、岡本・君塚という東西近代史のエース格の学者が、「帝国」という実は意外と定義づけが難しい国家概念を軸に語り合っているというので手に取った。大正解だった。まず帝国について、秦やアッシリアあたりから始め、力尽くで押さえると短命であり、清やオスマンのように多様な民族をゆるやかに統治する(あるいは放置する)形が長命であると押さえる。また、イギリスは国民国家的帝国であったとの押さえ方も腑に落ちた。こうした認識から近現代史を縦横に切っていく。高校必修の「歴史総合」の副読本として最適。2025/04/25

日・月

16
「帝国」とは如何なる存在か?古代○○帝国なら偉大、植民地拡大の帝国主義といえば悪? 中盤から、20世紀初頭の中・韓・日のそれぞれの「帝国」としての出発点の違いが論じられます。日本と朝鮮半島の関係を、英国の対ベルギー戦略と比較した箇所が面白く、普仏戦争では両国ともベルギーに立ち入らなかったのにwwⅠでは侵入した事由も興味深かったです。西洋・東洋、偏らない思考で論じているのがよい。ほぼどの国も「国民国家」の形成を志向しているものの、国民主権を認めにくい中・露の社会事情にも改めて考えさせられます。2025/02/24

ピオリーヌ

15
両者とも大好きで本を何冊も読んでいる者なので、二人の対談形式となれば読まずにはいられない!大英帝国と大清帝国の邂逅であるアヘン戦争から現代までの近現代史を辿る内容。現代の中国やロシアは国民国家を形成できず、帝国的にならざるを得ない国(権威主義国家)であり、国民国家と権威主義国家の対立が国際社会の不安定要因となっている。今の中国やロシアを批判するには相手の論理や状況、歴史的背景を分かった上で批判することが大切になる。とても頷ける内容。両者の「人物」を基にした対談を希望!2025/03/06

mittsko

12
いずれも一線級の中国史家と英国史家が、帝国という用語を足掛かりに、近現代の世界史・地球史を語り読み解く、充実の対談…(*´ω`*) ご両名とも知識量は言わずもがな歴史理解が明晰そのもので、スルスル、スルスルと読めてしまう。しかも薄めの新書ときたもんだ。お得でしかない! このテーマで必読の概説書でありましょう とにかく少しでも気が向いたら、読むべし…! ※ 対談が行われた日付は、残念ながら記録されいないが、2024年12月の公刊。2025/04/11

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