出版社内容情報
2020 年、イージスアショアをめぐる一連の騒ぎで、防衛省が抱える構造的な欠陥が露呈した。行き当たりばったりの説明。現場を預かる自衛隊との連携の薄さ。危機感と責任感の不足。中国、ロシア、北朝鮮……。日本は今、未曽有の危機の中にある。ついに国防費は GDP比2%に拡充されるが、肝心の防衛行政がこれだけユルいんじゃ、この国は守れない。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が使命感と危機感で立ち上がった。
内容説明
目を覚ませ、防衛省!これじゃ、この国は守れない。言うべきことを政界に言わず、現場の実情を知らず…。防衛省には危機感があるのか?国民をごまかそうとしていないか?元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が危機感と使命感で立ち上がった。GDP比2%を問う。
目次
第1章 意思疎通に問題がある防衛省と自衛隊
第2章 イージスアショア問題が浮き彫りにした防衛省の独善
第3章 GDP比1%という呪縛
第4章 日本のガラパゴス型「文官統制」の罪
第5章 国会と自衛隊
第6章 間違った「国産」信仰の罪と罰
第7章 憲法改正は自衛隊の悲願
第8章 教訓生かされぬ日米同盟
終章 自衛官の名誉と自覚
著者等紹介
香田洋二[コウダヨウジ]
1949年徳島県生まれ。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)。72年防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊。92年米海軍大学指揮課程修了。統合幕僚会議事務局長、佐世保地方総監、自衛艦隊司令官などを歴任し、2008年退官。09~11年ハーバード大学アジアセンター上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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