出版社内容情報
学校で習って、誰もが親しんでいる地図記号。だが、実はまだまだ知られていないことも多い。日本で初めての地図記号「温泉」、ナチス・ドイツを連想させるとして「卍」からの変更が検討された「寺院」、高齢化を反映して小中学生から公募した「老人ホーム」……。地図記号からは、明治から令和に至る日本社会の変貌が読み取れるのだ。中学生の頃から地形図に親しんできた地図研究家が、地図記号の奥深い世界を紹介する。
内容説明
地図研究の第一人者が綴る、地図記号の楽しみ方。学校で習って、誰もが親しんでいる地図記号。だが、実はまだまだ知られていないことも多い。日本で初めての地図記号「温泉」、ナチス・ドイツを連想させるとして「卍」からの変更が検討された「寺院」、高齢化を反映して小中学生から公募した「老人ホーム」…。地図記号からは、明治から令和に至る日本社会の変貌が読み取れるのだ。中学生の頃から地形図に親しんできた地図研究家が、地図記号の奥深い世界を紹介する。
目次
序章 地図記号とは何か
第1章 定番記号の学校で教わらない話(温泉の記号;知名度抜群、寺と神社の記号 ほか)
第2章 あれも記号、これも記号(地形図上の文字;ダムと堤防から見える地域の暮らし ほか)
第3章 消えた記号、生まれた記号(高塔に見るランドマーク今昔物語;塀は元祖ストリートビュー ほか)
第4章 記号が映し出す歴史(陸軍衛生隊のワッペン―病院;鉄道・軌道発達の刻印 ほか)
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。地図研究家。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。(一財)日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。主な著書に、『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル、第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』(洋泉社、第43回交通図書賞受賞)、『日本200年地図』(監修、河出書房新社、第13回日本地図学会学会賞作品・出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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