出版社内容情報
一国・大国主義(トランプや習近平)、過激な主張外交(金正恩)、ポピュリズム(文在寅)が勢いを増す中、戦火を交えるわけではない「見えない戦争」が、世界のそこかしこで生まれつつある。国家間のみならず、企業や個人もこの「戦争」に巻き込まれ、所得格差・知識格差・情報格差など、あらゆる相違点が対立の種になる。外務省きっての戦略家と言われた著者が、乱世の権力者たちの動向を分析し、危機に瀕している日本の国勢を転換させるための針路を提示する。官僚も政治家もビジネスに携わる人々も、あらゆる日本人が「見えない戦争」を生き抜くために。
内容説明
一国・大国主義(トランプ、習近平)、過激な主張外交(金正恩、文在寅)がポピュリズムに乗じて勢いを増す中、戦火を交えるわけではない「見えない戦争」が、世界のそこかしこで起きている。静かに迫り来る「有事」と、牙をむく為政者たちに対し、日本はなすすべがないのか?日米経済摩擦、日米安保協力・基地返還、北朝鮮外交―交渉によって「不可能」を可能にした、日本外交きっての戦略家が、「見えない戦争」を生き抜くための“正確な眼”とメソッドを伝授する。
目次
1章 日本(グローバリゼーションの負の遺産;小選挙区制と未成熟な政権交代という弊害 ほか)
2章 アメリカ(トランプは「分断」の結果であり原因ではない;トランプ政権の不確実性の高さ ほか)
3章 中国(日中関係の40年周期説;習近平の「中国の夢」 ほか)
4章 朝鮮半島(韓国;北朝鮮)
終章 日本の戦略と未来(終身雇用の崩壊;市場開放の持つ意味 ほか)
著者等紹介
田中均[タナカヒトシ]
京都市生まれ。(株)日本総研国際戦略研究所理事長、(公財)日本国際交流センターシニア・フェロー。69年京都大学法学部卒業。外務省に入省後、72年にオックスフォード大学修士課程(哲学・政治・経済)修了。北米局北米第二課長、アジア局北東アジア課長、在英大使館公使、総合外交政策局総務課長、北米局審議官、在サンフランシスコ総領事、経済局長、アジア大洋州局長を経て、2002年より外務審議官(政務担当)を務め、05年退官。東京大学公共政策大学院客員教授(2006‐18年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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