出版社内容情報
いまの日本社会のコミュニケーションはカタカナ語を抜きにしては成り立たないようです。
しかし、みなさんがふだん使っているカタカナ語の表現、たとえば「ドンマイ」(Don't mind.)は英語ではないといったら、びっくりするでしょうか。
「ジョークだよ」を英語にしてみてください。It's a joke.だなんて思っていませんか。
「ランチしよう」はどう表現しますか。Let's eat lunch together.はとんでもなくヘンな英語です。
こうしたカタカナ語を英語では何というのか、それを知りたいとは思いませんか。
「そんなこと、和英辞典を引けば簡単にわかるはず」
こう思っている人がたくさんいるのではないでしょうか。
私はこれまで数多くの和英辞典を見てきましたが、おやっと首をかしげざるをえない英語表現にぶつかったことは二度や三度ではありません。
「英会話の本で学べます」
そう考えている人も少なからずいるでしょう。ですが、英会話の本をめくってみれば「文法的には正しいが、ネイティヴ・スピーカーならぜったいに口にしないような英文」がそれこそすぐにでも見つけられます。
なかには、かなり的はずれの指摘や、度をすぎた表現もあります。じっさい日本には、「つうじないカタカナ語」があちらこちらに氾濫しています。
本書のねらいは、①日常よく使われているカタカナ語を取り上げ、②それを場面に即した英語に言い換え、③その意図したところが確実にネイティブ・スピーカーに伝わるようにすることです。
つうじないカタカナ語を「ほんとうの英語」にみごと変身させてみせましょう。
Happy reading!
――「はじめに」より
内容説明
カタカナ英語とホンモノの英語のあいだには、案外深い溝がある。本書は、だれでも知っているカタカナ英語を手掛かりに、自然な英語表現を学んでしまおうというもの。英日両語の達人二人が、楽しく伝授します。
目次
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著者等紹介
クラフト,キャサリン・A.[クラフト,キャサリンA.] [Craft,Kathryn A.]
アメリカ、ミシガン州で生まれ、オハイオ州で育つ。ボーリング・グリーン州立大学卒業。英語教師、通訳、翻訳家
里中哲彦[サトナカテツヒコ]
1959年、静岡県生まれ。早稲田大学政経学部中退。河合塾英語科専任講師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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