中公新書ラクレ<br> 「脱」戦後のすすめ

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中公新書ラクレ
「脱」戦後のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506030
  • NDC分類 304
  • Cコード C1210

出版社内容情報

文明が野蛮に転じ、ウソで動く世界にあって、日本と日本人はどこへ行くのか。

本書はグローバリズムを批判し、国民経済を重視する立場から、こうした問いに正面から向き合う。東西さまざまな思想家・哲学者・経済学者の考えを紹介しながら、基本的な考え方について、本書はやさしく、説得的に示していく。

いま、日本と世界は危機のなかにある。テロ、経済問題、安全保障問題、そして価値の問題……これらを解読するための、思考のヒントがここにある!

本書の大きな特徴は、著者のホームグラウンドといえる『表現者』(西部邁事務所)に長く書き継がれた、同時代批評を集成したところだ。

著者は読者と対話するように自在かつ闊達に書き、思想する者の律儀と熱気と、自立する志を伝えてくるのは、本書の魅力の一つである。

内容説明

文明が野蛮に転じ、嘘で動く世界にあって、日本と日本人はどこへ行くのか。本書はグローバリズムを批判し、国民経済を重視する立場から、こうした問いに正面から向き合う。東西さまざまな思想家の考えを紹介しながら、社会と人間の基本的なとらえ方について、わかりやすく、説得的に示していく。いま、日本と世界は危機のなかにある。テロ、経済問題、安全保障問題、そして価値の問題…これらを解読するための、思考のヒントがここにある!

目次

第1章 「進歩」の崩壊(嘘で動く文明的野蛮;「滅びへ向けた自己犠牲」を失った戦後 ほか)
第2章 ニヒリズムは超えられるか(テロ―文明が生み出したニヒリズム;非常事態を隠蔽する憲法 ほか)
第3章 民主主義はどこへ行く(「演劇的政治」への道;利益と権利としての「民意」 ほか)
第4章 日本の悲劇(「死」の意味づけを失った戦後日本;欺瞞の構造 ほか)

著者等紹介

佐伯啓思[サエキケイシ]
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取得。滋賀大学、京都大学大学院教授などを歴任する。2007年正論大賞受賞。著書に『隠された思考』(サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(東畑記念賞)『現代日本のリベラリズム』(読売論壇賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

20
保守論客による現代日本論。雑誌連載の掌編を集めたもので、明晰な著者らしく読みやすい。また、いわゆる護憲論などに対する批判は切り口が鋭く爽快さすら覚える。しかし一方でどうしてもぬぐえない違和感も。現憲法下の日本のあり方への疑念はともかく、著者の描こうとする国家が今ひとつよく分からないのだ。頭のいい人なので、下手なことは書かず反撃を受けない書き方なのだが、その結果「自力防衛」以外の日本のあり方がくっきりしてこない。それと分かっているのにわざと「書かない」部分があるなとも思った。確かに考えるきっかけには良いが。2017/12/05

はな

11
政治は苦手な私だが、なぜトランプが大統領になったか、安全保障条約のことや、テロがどうして起こるか、基本的なことが分かった!(気がする) 。 アメリカは自らの、自由民主主義などの価値観は普遍的であり、その価値観の世界化を目指す。かなり例外的な国。日本はアメリカ的価値は普遍であると受け入れ、日本の文化、価値観は日本独自のものだとする。(矛盾に気がつかない) プラトンの政治理論→ 「善きもの」を見とおすことができるのはほんの少数の「哲学者」だけ。 民主主義のもとでは「哲学者」の見解は無視される。↓2019/07/13

nnnともろー

5
近代的な価値観「自由」「民主主義」が行き詰まっている現代の日本や世界。希望は日本の歴史に根ざした価値観がまだ私たちの精神の奥底に残っていること。2017/11/27

田中峰和

4
著者の思想の根底には、敗戦国日本がポツダム宣言は受諾させられたもので、侵略者としての罪を認めない意識がある。大東亜戦争は日本の軍国指導者による、自由や民主主義世界秩序への挑戦であることは誰にでもわかること。だが、著者の戦勝国批判は複雑だ。米国が戦争指導者を処罰し、日本を世界秩序へ編入するため、東京裁判と日本国憲法を押し付けた、勝者の身勝手と解釈している。相も変わらず押し付け憲法は無効だとする著者は、集団的自衛権は憲法違反と唱える憲法学者を批判する。憲法ではなく、防衛を議論すべきとの意見には一理あるのだが。2018/07/17

Viola

4
国家とは、国民主権とは何か、民主主義による政治の可能性は、とぼんやりとしか理解していなかった言葉の定義をしっかりと理解させてくれる。西欧の文化を良きものとして植え付けられ続けている日本は、歴史の事実と我々の価値観を正しく理解し受け入れることからこの先の国家造りが始まるのだと思える。佐伯氏の著書はまた読みたい。2018/05/23

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