中公新書ラクレ<br> 新・地政学―「第三次世界大戦」を読み解く

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中公新書ラクレ
新・地政学―「第三次世界大戦」を読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505491
  • NDC分類 319
  • Cコード C1231

内容説明

テロ、IS、難民、米露、イラン、日中韓関係…混迷をきわめる世界情勢。「歴史学の泰斗」と「インテリジェンスの第一人者」が潮流を読み解くための「羅針盤」を示す。豊かな世界史の教養と、外交現場を知り尽くしたリアリティーにもとづき、日本の針路と、真のリーダー像を問う一冊。

目次

第1章 「第二次冷戦」から「第三次世界大戦」へ―ISと中東情勢
第2章 世界で噴き出すナショナリズムの深層―スコットランド、ウクライナ、沖縄…
第3章 難民危機があぶり出すヨーロッパの「狡猾」
第4章 対シリア、苦悶する西側をロシアの「リアリズム」が嗤う
第5章 戦略物資と化したエネルギーが世界を動かす
第6章 対中、対韓、対露そして沖縄…日本の取るべき道
第7章 世界史のリーダー論

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、東京大学助教授、ハーバード大学研究員、東京大学教授・同中東地域研究センター長を経て、東京大学名誉教授、明治大学特任教授。フジテレビジョン特任顧問と三菱商事顧問を兼ねる。2002年、司馬遼太郎賞を受賞。2006年、紫綬褒章を受章。国際関係史、中東イスラーム地域研究を専攻。著書に『スルタンガリエフの夢』(サントリー学芸賞)、『瀕死のリヴァイアサン』(毎日出版文化賞)、『ラディカル・ヒストリー』(吉野作造賞)など多数

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月、有罪確定。2013年6月、執行猶予期間満了。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
地政学というよりも、世界政治の動向をお二人の対論で示してくれている気がしました。やはりお二人ともロシアやイスラム圏についての権威であられるのでかなりな現実感があります。しかも論点などをすっきり示してくれていてわかりやすさを覚えました。それぞれのしょうの最後の示されている参考文献がかなり参考になりそうです。2018/02/01

gonta19

102
2016/3/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/11/14〜11/16 佐藤優氏は数多くの対談本を出しているが、山内氏との対談本は初めて。実に噛みあった議論で地政学について深い考察を進めている。良書。2018/11/16

James Hayashi

36
2人の対談、16年著。ISやシリア難民、ロシアのサウジアラビアへの原発輸出やシリアとの繋がりを知る。昔から弾薬庫と呼ばれた中東だが、イラン、イスラエル、石油大国のサウジまで原発導入をするという。それもロシアが協力。資源確保に走るのは中国だが、彼らの資源戦略に注意を払わなければならない。スーパーパワーという旗を降ろしたロシアだが、暗躍は続いている。2019/08/15

kawa

33
佐藤氏の2016年「使える地勢学」に引き続き。同じ2016年刊、アラブの春の後のシリア内戦の複雑な状況を追う。大巨匠同士の対談なので得るところ多数。「第三次世界大戦」を読み解くがテーマなのだが当時から6年、今はウクライナ戦争でマスコミは大騒ぎ。シリアの混乱が止まったわけではない。かの世界は見ざる、聞かざる、言わざる状態の政治家とマスコミ。「世界大戦」の危機はさらにヴァージョン・アップしているのだろう。(コメントへ)2022/06/16

ちゃこばあ

29
このお二人の意見は本当に凄いです! 新内閣の面々が、どこまで地政学を踏まえているのか…不安です。2017/08/04

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