内容説明
テロ、IS、難民、米露、イラン、日中韓関係…混迷をきわめる世界情勢。「歴史学の泰斗」と「インテリジェンスの第一人者」が潮流を読み解くための「羅針盤」を示す。豊かな世界史の教養と、外交現場を知り尽くしたリアリティーにもとづき、日本の針路と、真のリーダー像を問う一冊。
目次
第1章 「第二次冷戦」から「第三次世界大戦」へ―ISと中東情勢
第2章 世界で噴き出すナショナリズムの深層―スコットランド、ウクライナ、沖縄…
第3章 難民危機があぶり出すヨーロッパの「狡猾」
第4章 対シリア、苦悶する西側をロシアの「リアリズム」が嗤う
第5章 戦略物資と化したエネルギーが世界を動かす
第6章 対中、対韓、対露そして沖縄…日本の取るべき道
第7章 世界史のリーダー論
著者等紹介
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、東京大学助教授、ハーバード大学研究員、東京大学教授・同中東地域研究センター長を経て、東京大学名誉教授、明治大学特任教授。フジテレビジョン特任顧問と三菱商事顧問を兼ねる。2002年、司馬遼太郎賞を受賞。2006年、紫綬褒章を受章。国際関係史、中東イスラーム地域研究を専攻。著書に『スルタンガリエフの夢』(サントリー学芸賞)、『瀕死のリヴァイアサン』(毎日出版文化賞)、『ラディカル・ヒストリー』(吉野作造賞)など多数
佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月、有罪確定。2013年6月、執行猶予期間満了。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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