中公新書ラクレ<br> 大学入試 担当教員のぶっちゃけ話

電子版価格
¥946
  • 電子版あり

中公新書ラクレ
大学入試 担当教員のぶっちゃけ話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504678
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C1237

出版社内容情報

入試は今や、教員最大の激務だ。作問、採点、合否判定のカラクリなど、現役教授が赤裸々に舞台裏を明かしつつ、入試の未来を考える。

内容説明

AO、推薦の導入。センター廃止(?)など複雑に変化するニッポンの受験。今、入試は教員にとって「最大の業務」だ。高校へのセールス、作問のドタバタ、監督官の“悪夢”、合否判定の神経戦…。現役教員が赤裸々に舞台裏を明かす。学生、大学、社会にとって三方良しの方策とは?

目次

1章 ガラパゴス化するニッポンの大学入試
2章 AO、自己推薦入試、センター試験などの赤裸々な現場
3章 問題作成&オープンキャンパスのドタバタ
4章 入試当日の試験監督狂想曲
5章 採点・合格発表もラクじゃない?
6章 因縁の対決?予備校vs.大学
7章 大統領も学歴ロンダ―こんなに違う日米大学入試
8章 「君、入試は一般?それともAO?」―就活から見た大学入試
9章 どうしたらええんかい?大学入試現場への提言
10章 とくに学生諸君に知ってほしい7つのこと

著者等紹介

櫻田大造[サクラダダイゾウ]
1961年長野県生まれ。シアトル大学教養学部政治学科および上智大学外国語学部英語学科卒。トロント大学大学院政治学修士課程修了(MA)。博士(国際公共政策、大阪大学)。(株)日本長期信用銀行行員、徳島大学助教授、ニュージーランド戦略研究センター研究員などを経て、関西学院大学教授。2005~06年、トロント大学客員教授。信越放送(SBC)ラジオの国際問題コメンテーターも務める。専門は国際関係論、比較外交政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

51
2013/11/9 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2014/10/24〜10/31 大学入試の裏側を描きつつ、大学教員の大変さのぼやき?が中心。確かに大変そうではあるが、多かれ少なかれいろんな仕事にはそれ相応の大変さがあるのだろう。しかし、文部科学省は大学の国際化をしきりに叫んでいるが、このあたりはどうするつもりなんだろうか。2014/10/31

lily

12
日本とフィンランドぐらいだという大学個別入試(‼︎)。欧米では入試問題は大学「職員」が作るものだが、日本では大学「教員」が作成する。作問や採点業務の過酷さ(東大では一つの問題を一人の教員が全て(1500枚近く…)見るとのこと)で研究に注ぎ込む時間が少なくなる。なんだか中学や高校と似た感じだなー。企業が使う「ターゲット大学の設定」という言葉が学歴フィルターの言い換えにしかなっていないのに笑ってしまった。コミュニケーション能力も大事だけどなんだかんだ言っていい大学の生徒を取りたいんだよな、ある意味納得。2023/07/17

夏を待つ帆

4
面白そうなタイトルだったので読んでみた。 自分にとって今や懐かしいものとなった「大学入試」、実際の大学教員がどれだけの労力と時間を割いて入試全般の業務に当たっているのかが(我々でもある程度は予想できるが)よく分かる。本当にお疲れ様です。(受験生は受験勉強の息抜きに読んでみると結構良いかもしれないw)2018/06/04

Tatsuya9

3
教員の苦労が分かる2019/04/26

ソラヲ

3
大学入試実施サイドの大学論。こんなに多様な入試形態があるということは高校生のときに知っておきたかった(いや、自分で調べるべきだったのだけれど)。AO入試に関してはあまり良い印象を持っていなかったけれど、上位大学では学力も重視しているし筆記試験だけでは測れない「大学での勉強への適性」を割り出せるような仕組みになっていることを知って驚いた。筆記型個別大学入試を実施しているのは日本とフィンランドくらいで、主流は高校の過程修了を見極める「共通テスト」を利用した入試だとのこと。比較教育システム論に興味が出てきた。 2015/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7215524
  • ご注意事項

最近チェックした商品