内容説明
命がけの不倫、哀しき寵姫の末路…。絢爛たる世界に繰り広げられる、愛と憎しみの絵図。陰惨なドラマとエロティシズムもふんだんに。本書は閉ざされた宮廷からみた異色の西洋史だ。
目次
第1章 ヴェルサイユ宮殿を覗き見る
第2章 王と王妃の絢爛たる日常
第3章 華麗で哀しい寵姫の世界
第4章 愛と憎しみの火花の行方
第5章 王妃の優雅でユーウツな日々
第6章 やがて淋しき寵姫の末路
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学に留学し、主にフランス文学や歴史を専攻する。帰国後、執筆活動を開始。ルネサンス期を中心とした人物の評伝をはじめ、歴史の知られざるエピソードを次々と発表し、好評を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユウユウ
25
再読でしたか。忘れていました。時期も国もバラバラで相関図もないので、わかりにくさはあり。せっかくならもっと時系列で書いてあればよかったのにな。2018/12/03
ユウユウ
15
新書だからって構えて書いたのか、変にあっさりしていてちょっと読みにくさがあった。
viola
4
桐生操最新刊。イギリスやフランス以外にも様々な王室を取り上げているのは良いのだけれど・・ネタ尽きてるんだよなぁ、というのが気になります。著者の本を数冊しか読んでない人には良いんだけれど、10冊近く読んでいる人にはあまりお勧めしません。順序を入れ替えたいところがちらほら。2011/05/31
めぐみこ
3
フランス宮廷を中心に、王と王妃と寵姫のゴシップたち。王の心ひとつで地位が決まる寵姫の不安定さ怖い。完全にギャンブル。それでもなりたい人が後を絶たないのが、さらに怖い。現代人との感覚の違いはもとより、それだけ旨味があったのだろう。血統が込み入りまくりなので、家系図があったらもっと良かった。2019/07/07
まりーな
1
歴史は苦手だが、何かしらのテーマに絞ってなぞっていくと興味が湧いてくる。内容はいくつか重複していたり、時代や国があちこち変わるため、読みにくい点はありましたが、他の歴史本も読んでみるかなという気にはなれました。2017/01/16