中公新書ラクレ
その言葉、異議あり!―笑える日米文化批評集

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502605
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1295

出版社内容情報

日米文化に精通する鬼才が、気になるコトバを徹底粉砕! 怪しいエッセンスがあふれた変人学者の「独善的」エッセイをご賞味あれ。

内容説明

ここに書かれたのは、著者の実体験か、はたまた妄想か。自虐、悪態、毒舌の限りを尽くし、ちょっぴり文化の香りを加えた、“非実用的”エッセイ。類を見ないへそ曲がりぶりをご堪能あれ。

目次

1 「まず我を笑おう」―自嘲小話シリーズ(赤提灯放浪記―「センセイ」呼ばわりするな!;オヤジ率 ほか)
2 「ちょっとはまじめに?」―舌足らず文化批評(日本移住奮闘記;わが奴隷解放宣言 ほか)
3 「相手の急所を狙え」―知的ジョークを求めて(「レッドネック」と「ホワイト・トラッシュ」(入門編)
「レッドネック」と「ホワイト・トラッシュ」(ジョーク編) ほか)
4 「その言葉、異議あり!」―最後の物言い(日本人が“日本”を語るとき;ヒンシュクを買い、ケンカを売る(飲食店編) ほか)

著者等紹介

モラスキー,マイク[モラスキー,マイク][Molasky,Michael S.]
1956年米国セントルイス市生まれ。70年代から延べ十数年にわたって日本に滞在。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学アジア言語文学科准教授。また、2007年9月より1年間、国際日本文化研究センター(京都)に招聘研究員として在籍し、「日本のジャズ喫茶文化」の研究に専念。『戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ』(青土社)で2006年度サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なないろ花色(はないろ)世界はひとつ

20
少し前に、読了。 言語としての英語そのものが、とても好き、その面白さを伝える(教える)ことも、とても好きでその仕事にも携わる私にとって、とても共感できる事の多い素敵な本、でした。彼はとても誠実な人物♪

kokada_jnet

3
『戦後日本のジャズ文化』の著者ならではの、今までの日米文化論にない視点のエッセイ集。池袋の居酒屋で、某官庁の役人たちと「対決」した話がおかしい。2013/02/20

izumiumi

3
『戦後ジャズ~』でモラスキー氏に興味があって手に取った/「SAPM」「差別用語とジョーク」「日米接客用語」が記憶に残った。/「俺の経験ではプロフィールに毒舌とか書いてる奴は例外なくろくでもない」とはライター・さやわか氏の言葉(http://bit.ly/aeEILZ)。モラスキー氏は自称毒舌家。だが、モラスキー氏に居酒屋で話しかけられる人は本書の話題のようなおしゃべりができるのかも、それは楽しそうだな、と思いつつ一時間ほどで読了。/「池袋の居酒屋で飲まない」に同意!2010/09/13

たまご

2
いや,楽しかったです.JFKの「Forgive your enemies, but never forget their names」の発言は,いったいどんなシチュエーションだったんでしょう.キューバ?ソ連?これ,ある意味将来覚えとけよっていうおどしですよね・・・.「政治的に正しい」言葉で表面だけ正しいようにとりつくろう世間に対してはシニカルな「ジョーク」で笑い飛ばすのが一番ですね.是非モラスキーさんと居酒屋でご一緒したいです♪ でも,そんなに池袋の居酒屋ってだめなの?? 2013/02/09

もまちそ

1
東京新聞の居酒屋エッセイを読み興味を持った作者。ちょっとかぶる文章もあったけれど、ぜんぜん問題なく何度でも読みたくなる本。青少年にこんな素敵な男性になってくれと渡したい。そしてモラスキー氏には居酒屋で話しかけられてみたいものです。2011/09/09

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