出版社内容情報
知識はあるが常識がない…。知の達人たる大学教授たちが繰り広げる、本人が真面目ゆえ、ついつい笑ってしまう言動の数々を集めた一冊。
内容説明
知識は豊富、常識欠如の大学教授。本人たちがマジメになればなるほど、その突拍子のなさについつい笑ってしまう言動を集め、全8学部で構成。ここに新設、ジョーク・ユニバーシティ。
目次
第1章 比較教授学
第2章 法学部
第3章 経済学部
第4章 文学部
第5章 教育学部
第6章 理学部
第7章 工学部
第8章 農学部
第9章 医学部
第10章 電球を取り替えるには
著者等紹介
坂井博通[サカイヒロミチ]
1955年富山県生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業。同大学院卒。厚生省人口問題研究所勤務を経て、埼玉県立大学保健医療福祉学部教授。専門は少子高齢化社会論
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
49
わかるわかる。大学教授なんて所詮そんなもの。笑いのネタですね。2018/07/07
猫丸
9
学内や大学エッセイなどで聞かれることのあるジョークを集めた。大学教員の頭のキレは学部によって天地ほどの差がある。理系理論系は天才スレスレ、実験系はバイタリティーや組織管理能力に長けた人物、同じ経済学でも理論経済学は方程式を用いた机上の空論が得意で、経済史は単なる机上の空論を専らとする。たぶん数学を除く全ての学部に、予算獲得が得意で企業と密着した金集めのうまいヤツがいる。特に医学部、工学部、教育学部。ともかく象牙の塔などと言われた時代は過ぎ去り、モラトリアムをこじらせた幼稚な精神が逼塞するのが現代の大学だ。2024/11/07
ekura
2
参考文献を見ると20世紀中盤のアメリカのジョーク集(角川文庫の『ポケット・ジョーク』シリーズなど)のジョークを再録・改変しているらしく、「女はバカ」「女の価値は美醜とカラダ」「ホモは恥」といった価値観のジョークが満載。2005年によく出せたもんだと思う。2024/10/07
takao
2
ふむ2024/05/07
Humbaba
1
ジョークには一定の型がある。出てくる人物やその背景は多少異なっていても、そこに通じている価値観は同一である。偉い人や強い人ほど直接何かを言うことができないので、それに対抗するためにジョークという皮を被せる。愚かな人、下の立場にいる人がおかしなことをやってもそれは当たり前で何の印象も持たないが、上の立場、偉い人が行うことでそこに面白さが生じてくる。2024/03/26